【この記事の目次】
1.ツボへの意識
2.ツボとトリガーポイント
3.トリガーポイント療法は難易度が高い
4.トリガーポイントをほぐされたご感想
<ツボへの意識>
整体やマッサージにいくと、ツボを押されること、よくありますよね。
「ツボ」=「筋肉のコリ」は少々雑な説明ですが、まーだいたい合っています。
押されている筋肉がツボかどうかは、「ズーン」とか「ツーン」とか「キュー」と響く感じがあるかどうかが一つの分かりやすい判断です。
慢性の肩こりや腰痛の方ですと、自分のツボがどの辺にあるかもご存じの方もおられます。
肩甲骨などつらい箇所や痛い部分に手を伸ばして、「あーここだなー」とツボの存在を自覚する方もおられます。
何度か整体やマッサージの経験がある方が、初めての店に行くときや、初めての施術家に当たる時にお考えになること。
きっと「この人はちゃんと押してくれるかな?」ですよね。
ちゃんと適度な強さで正確に押してくれると「上手い先生」。念入りにして欲しいところをスルーされてばかりいると「下手くそな先生」。
そういう認識だと思います。
ツボに対して「位置・角度・強さ・時間」が全部揃っていないと、「気持ちよさ」と「効果」は激減しますし、全部揃って初めて大きな効果を感じることがあります。
<ツボとトリガーポイント>
WHO(世界保健機関)では、「ツボ(経絡)は全部で361個ある」と言っています。しかし実際はそれ以上あるとも言われ、正確な数値はわかりません。
ツボというのは東洋医学の考え方ですが、実は西洋医学にも「ツボ」は存在するのはご存知でしょうか。
テレビや雑誌でも度々特集されるので、一度は耳にされたこともあるかもしれません。
西洋医学でいうツボは「トリガーポイント」といいます。一般的にツボの70%がトリガーポイントと同じ個所にあるともいわれています。
「トリガー」とは引き金のこと。その箇所が原因(トリガー)となり、痛みや離れた箇所への関連痛などを引き起こすという意味です。
<トリガーポイント療法は難易度が高い>
これが原因で起きている筋肉性の痛み、重だるさ、しびれなどの不快な症状は、とても多いです。
トリガーポイントをしっかり押してほぐすと、高いレベルの気持ちよさを感じることができ、劇的に症状を緩和させ楽にすることができます。しかも、即効性がとても高い。
ところが、ここを正確にほぐす技術は難しく、一般的にあまり行われていません。
もっと単刀直入に言いますと、トリガーポイント療法ができる施術家の数よりも、まだそこに満たない方の方が、施術家人口の割合で圧倒的に多いということなのです。
なので、確率的にできる施術家に当たる可能性が低いことになります。
「どこどこ行ったけど楽にならなかった」
「全然気持ちよくなかった」
こういう経験をされた方の多くは、トリガーポイントやツボを外されてしまったために起きるよくある話です。
<トリガーポイント療法が大好きな患者様>
大事なのは「気持ちよくリラックスできて、痛みや疲れもスッキリ楽になれること」。
ちなみに当院では、この西洋医学のトリガーポイント療法を一番得意としています。
先日来院された患者のお話です。
2年ほどご利用いただいているK様(70代女性)。
わざわざバスと電車を乗り継いで、ご利用くださっています。
背中や腰やお尻の痛みや疲れ、膝の時々の不調のケアに来院されていますが、かなりお元気になられました。
いつも施術を楽しみにして頂いており、色々なお話も沢山してくださいます。
そんなK様が先日施術中に私にこう言われました。
施術の後半、うつ伏せから仰向けに変わったときです。
「先生のほぐしには一切無駄がないんですね。まー効く効く。ぜーんぶ急所に入ってる」
K様の言う「急所」はいわゆるトリガーポイントを指すのですが、上手い表現だなと感心してしまいました。
他にも色々施術の方法などご質問いただだきました。
「どのくらいの強さで押しているんですか?」
「疲れたりしないんですか?」などです。
「なぜトリガーポイントが触るとわかるのか」
「どうしてちょうどいい強さの押し方がわかるのか」
などをお答えさせていただきました。とてもご納得されて何よりです。
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