【この記事の目次】
1.コリは骨のように硬くなるの?
2.そもそも硬い筋肉ってどういうこと?
3.なんで骨のように硬くなるの?
4.コリが硬くなると症状も強くなりやすい
5.硬いコリは全身どこでもできる
6.骨のように硬くなったコリの施術方法
<コリは骨のように硬くなるの?>
硬いコリが気になる方はぜひ一読ください。
まず、「筋肉のコリは骨のように硬くなります。」本当です。
決して骨になるわけではないのですが、本当に、骨のようにコリが硬くなることがあります。
ゴリゴリしているコリです。言うなれば、筋肉の骨化現象とも表現できます。
「それって筋肉ですか?骨ですか?」
施術中、こんな質問をお受けすることもあります。
骨をほぐすことは100%ないので、筋肉なのですが、受けられる方もそんな印象を受けるくらいゴリゴリしています。
そういう時は、「これが骨ですよ」「これが筋肉ですよ」ご説明します。
すると「あそっか」とご納得いただけます。
そこには明確な差があるのですね。
<そもそも硬い筋肉ってどういうこと?>
筋肉は力を入れれば収縮し硬くなりますし、脱力すれば緩んだりします。
この収縮と弛緩の差が大きいほど、良い筋肉とよく言われます。
「ずいぶん張ってますね」とか「筋肉がこわばってますね」
と言われたことある方も多いと思います。こういう場合の多くは、収縮と弛緩の差があまりない状態です。
「今、力入れてますよ」と「今、力抜いて楽してます」の差があまりないということですね。
こういう筋肉内にできるコブのような塊が、コリです。
<なんで骨のように硬くなるの?>
それは、筋肉のコリにかかる姿勢などの「負荷」×「時間」により、そのコリの質がどんどん変化していくからです。
コリがない良い状態は、筋肉に触れてもそういう塊が見つかりません。
例えば、コリはこんな経緯でどんどん変化していきます。
軽いぶよぶよしたコリ→ぶよぶよしてるけど、芯があるようなコリ→ぶよぶよが消え、全体が硬くなったコリ→コリのサイズが大きくなる→硬度をさらに増したカチカチのコリ→骨のように硬くなったコリ。
まーだいたいこんな風に悪くなっていきます。
例えば、上の画像の女性。
よく肩こりの方がこういう仕草をされますよね。
こういう方が来院されますと、肩甲挙筋、菱形筋、僧帽筋、棘上筋あたりのコリがつらいのかなーと推測できます。
服を通り越して筋肉の状態がよく見えてきます。
<コリが硬くなると症状も強くなりやすい>
コリの多くはトリガーポイントです。(詳しくは症例成果「トリガーポイント」をご参照ください)
トリガーポイントは痛みの根源になるので、悪化しどんどん硬くなると、それに比例して、たいがい症状も強くなってきます。
そこだけがつらいならまだしも、その周囲が重く痛くズッシリしてきます。
例えば、「肩甲挙筋」というのはデスクワークでよく疲れやすい、「肩甲骨の角から首についている筋肉」です。
その一部分がコリとなり硬くなってくると、肩甲挙筋そのものも硬くなります。
すると、それに影響され肩甲骨や頚椎の可動が悪くなり、歪んだり、それに付着している僧帽筋や菱形筋なども張ってきます。
コリの周囲など痛みやコリがどんどん重く広がる感覚がある場合は、コリはかなり硬くなっていると思って間違いありません。
コリが痛みに変わる前に、また、コリから連鎖したしびれに変わる前に、早めにケアはしといた方が良いと思います。
なぜなら、強い症状を常に抱えている方は、自律神経失調症になりやすいからです。
稀にそれでも我慢を続ける方がおられます。
お仕事で整体やマッサージのお店が営業している時間に帰れないとか、とりあえずつらいから適当に店に入ったけども、あまり根本改善されず、翌朝からまた痛みを我慢する生活になんてことも伺うことがあります。
<硬いコリは全身どこでもできる>
少し話は脱線しましたが、骨のように硬くなるコリは全身どこにでもできます。
自分で触れるのは肩や首なので、「骨」の自覚症状があります。
肩こりや頭痛以外にも、背中のコリや痛み、腰痛、ぎっくり腰、坐骨神経痛、足裏の痛みなど、筋肉ならばどこでもコリは発生します。
背中ですと、肩甲骨の内側に骨のようなゴリゴリのコリが2~3つ並んでいることもあります。
ぎっくり腰や腰痛の方は、やはり腰椎の周辺に縦にゴリゴリのコリができます。
坐骨神経痛の方は臀部の奥の方に2~3つゴリゴリのコリができています。
<骨のように硬くなったコリの施術方法>
骨のように硬くなったからと言って、特別に施術方法を変えることは必要ありません。
ただ、その患部のコリだけを押したりほぐしても、一定の効果はありますが、その場しのぎになります。
当院では、次の5つは欠かさず施術して相乗効果を高めています。
・コリを深部までしっかりほぐす
・患部の筋肉を全体ほぐす
・周辺の関連する筋肉をほぐす
・周辺の関連する関節の可動域を広げる
・副交感神経を高め、筋肉全体の緊張を緩める(例えば、全身ほぐし)
コリがつらいけど施術は受けたことがないという初めての方。
コリがしんどくてあちこち試したけど、なかなか良くならない方。
ぜひ、一度お試しくださればと思います。
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