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焦点をあてる

本日は3回目で、脳科学です。

脳科学は色々お伝えすることも多いのですが、少しずつお伝えしてまいります。

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「できていることに焦点をあて感謝する」

「できていないこと」ではなく、当たり前に普通に「できていること」に着目し、それに対して感謝をしましょう。

これは脳科学的、潜在意識の特徴からですが、脳が

「あーあれもこれもできていないよな」

から

「色々ありがたいな」

に切り替わると、そういう心の状態が実現しやすくなります。

どういうことかご説明いたします。

人はつい「できていること」より「できていないこと」に着目しがちです。

「会社に行けなくなった」

「外出があまりできなくなった」

「安全な生活がなくなった」

など、できていないことや欠如していることの方が、多く感じてしまいがちです。

実際は「できていること」の方が圧倒的に多いことに、なかなか気づくことができません。

「できていること」というのは、普段当たり前に感じていることです。

「毎日食事を摂ることができている」

「新緑の季節の気持ちよさを感じることができている」

「友人と連絡が取れている」など。

健康面でも同じです。

「今日も食べ物を消化して吸収できている」

「今日も心臓と肺が元気に働いている」

普段そんなこと考えもしませんが、これは決して当たり前のことではありませんよね。

足や背中や腕や内臓など無症状の部分は、基本元気なところです。

仮になんらかの病でこれが上手く機能しなくなったら、ありがたみがすごくわかるはずです。

立派な感謝ポイントです。

こういうできていることに焦点を当てて、「今日もありがたいな」「これまで何十年もありがとう」と感謝の気持ちを持つことが大切です。

潜在意識(無意識)は、脳の90~97%を占めますが、イメージされたものを現実化しようと働き始めます。

「できていない」ことに焦点をあて、脳にそれをイメージしてしまう方は、ますますその現実が続きます。

「できていること」に焦点を当てられる方は、脳にできていることがイメージされるので、明るい現実が起きやすくなります。

簡単なところでいえば、「パブロフの犬」でレモンを見ると、食べてもいないのに消化液が出るのと同じです。

普段、当たり前にできていること、あることにぜひ着目して、拡大してあげることが大切です。

とはいえ。

肩コリや腰痛や何か持病をお持ちの方は、不快な症状があるので、どうしてもそこに焦点をあててしまいがちです。

それ自体は仕方がないこと。それに関してはまた別日に。

結核やガンなど様々な病気と闘われた女性作家の三浦綾子さんが言った言葉です。

「10のうち9つ満ち足りていて、1つだけしか不満がない時でさえ、人間はまずその不満を真っ先に口に出し、文句を言い続ける。

なぜ私たちは、不満を後回しにし、感謝すべきことを先に言わないのだろう。」

誰がコロナにか罹患するか分かりません。

そこの不安や体の不調に焦点を当てるのはある程度仕方がないことですが、ご自分が当たり前にできていることに気づき感謝することも大切ではないでしょうか。

それが結果的に、コロナを遠ざける一つの手段ではないかと考えます。