2020
5/20
【vol.20】<番外編>次亜塩素酸水はジャブジャブがいい
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本日は20回目、番外編です。
最近、どこでも見かける次亜塩素酸水の正しい消毒方法についてです。
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「<番外編>次亜塩素酸水はジャブジャブがいい毒」
番外編としましたが、いや、これって結構重要?どうしようかなと。
というのも、来院された10名の方に、あるご質問をしたところ、正解率は0%だったからです。
これは、ここでもお伝えせねば!と思ったまでです。
以下、ご質問と回答です。
《 質問 》
「次亜塩素酸水とアルコールで、手指の除菌方法が違う点は何でしょうか?」
ご存知の方も沢山おられると思いますが、もし同じように利用されていたら、ぜひ一読ください。
《 回答 》
アルコール(エタノール)は、適量を手に出して、濡れている間は効果が持続するので、その間に手指全体を消毒すればOKです。
次亜塩素酸水は、手(有機物)に出した瞬間、効力を失い水に変わってしまいます。
そのため、アルコールよりも沢山手にだして、素早く手指全体を消毒するのが良いのです。
それこそ、飲んでも喉に触れた瞬間に水に変わるので安全だとか。(止めましょうね!)
当院にある説明書には、「手指の消毒にはジャブジャブ使う」とあるほどです。
基本的なことをもう少し整理します。
<アルコール(エタノール)>
・皮膚への刺激が強く、皮脂も取りのぞくので手が荒れやすい。肌荒れするとそこにウイルスが入り込みやすくなるので、保湿をすると良い。
・容器は、透明かどうかではなく、PET(プラスチック)はNG。耐久可能な材質は、主にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)などですが、アルコールNGと書いてあるものもあるので、よく見て選ぶと良いです。
<次亜塩素酸水>
・皮膚への刺激が少なく、肌に優しい。
・消費期限は、原液で3カ月。水で希釈して3日~7日。長持ちさせるには、冷暗所での保管が望ましい。
・効力が続いているかをどうやって証明する??
・紫外線に当たったり気温が高いと分解されやすいので、透明の容器は適さない。
先ほど出た「有機物」とは、人間のタンパク質や脂肪もそれです。プラスチックも有機物です。
無機物は、金属やガラスなどです。
そうすると、消毒の仕方も見えてきますね。プラスチックにはある程度量が必要ということです。
消毒液は、今はだいたいどの店先にも置いてあり助かりますが、たまに「消毒液」とだけ書かれている場合が・・・・。
「これはアルコール?それとも次亜塩素酸水?」
どちらも匂いがないし、できれば明記してくださるといいなと思うのですが、皆さんはどう思われますか?