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次亜塩素酸水とアルコールの使用法の違い

本日は20回目、番外編です。

最近、どこでも見かける次亜塩素酸水の正しい消毒方法についてです。

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「<番外編>次亜塩素酸水はジャブジャブがいい毒」

番外編としましたが、いや、これって結構重要?どうしようかなと。

というのも、来院された10名の方に、あるご質問をしたところ、正解率は0%だったからです。

これは、ここでもお伝えせねば!と思ったまでです。

以下、ご質問と回答です。

《 質問 》

「次亜塩素酸水とアルコールで、手指の除菌方法が違う点は何でしょうか?」

ご存知の方も沢山おられると思いますが、もし同じように利用されていたら、ぜひ一読ください。

 《 回答 》

アルコール(エタノール)は、適量を手に出して、濡れている間は効果が持続するので、その間に手指全体を消毒すればOKです。

次亜塩素酸水は、手(有機物)に出した瞬間、効力を失い水に変わってしまいます。

そのため、アルコールよりも沢山手にだして、素早く手指全体を消毒するのが良いのです。

それこそ、飲んでも喉に触れた瞬間に水に変わるので安全だとか。(止めましょうね!)

当院にある説明書には、「手指の消毒にはジャブジャブ使う」とあるほどです。

基本的なことをもう少し整理します。

<アルコール(エタノール)>

・皮膚への刺激が強く、皮脂も取りのぞくので手が荒れやすい。肌荒れするとそこにウイルスが入り込みやすくなるので、保湿をすると良い。

・容器は、透明かどうかではなく、PET(プラスチック)はNG。耐久可能な材質は、主にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)などですが、アルコールNGと書いてあるものもあるので、よく見て選ぶと良いです。

<次亜塩素酸水>

・皮膚への刺激が少なく、肌に優しい。

・消費期限は、原液で3カ月。水で希釈して3日~7日。長持ちさせるには、冷暗所での保管が望ましい。

・効力が続いているかをどうやって証明する??

・紫外線に当たったり気温が高いと分解されやすいので、透明の容器は適さない。

 

先ほど出た「有機物」とは、人間のタンパク質や脂肪もそれです。プラスチックも有機物です。

無機物は、金属やガラスなどです。

そうすると、消毒の仕方も見えてきますね。プラスチックにはある程度量が必要ということです。

消毒液は、今はだいたいどの店先にも置いてあり助かりますが、たまに「消毒液」とだけ書かれている場合が・・・・。

「これはアルコール?それとも次亜塩素酸水?」

どちらも匂いがないし、できれば明記してくださるといいなと思うのですが、皆さんはどう思われますか?