特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.21

肺と健康

本日は21回目です。今回は「背骨の大切さを魚から学ぼう」です。

整体院なので、ある意味当たり前の内容ですが、少し視点を変えてみました。

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「背骨をぐにゃぐにゃ動かしましょう」

背骨は大切です。脊椎動物ですから。要です。

そんなお話です。

背骨が柔らかいと体の各器官は、本来の機能を発揮しやすくなります。

それは、脳から神経が伸びて、筋肉や内臓など体の様々な器官につながっているからです。

胃に食べ物が入ったり、何らかの原因で胃の粘膜が荒れれば、脳から的確な指示がでます。

消化酵素を出したり、免疫細胞を胃に送るなどです。

これは、脳から各器官へ「遠心性」の働きとなります。

自分がそうしようと思わなくても、勝手に機能してくれますが、それは「求心性」の働きがあるゆえです。

「胃に食べ物入ったので、消化酵素お願いいたします!」

「胃の粘膜少し荒れてきたようです、情報今から送ります!」

という信号が、胃から”おかみ” である脳に伝わります。

こういった脳に信号を送るのが「求心性」です。

どちらも神経を介して電気信号でやり取りしているのですが、その途中で必ず通過するのが、背骨です。

よく背骨の歪みがどうとか言いますが、「歪み=すぐ神経の流れを阻害」ではありません。

・その周辺の筋肉の張りの程度

・歪みや可動域の程度

・この2つの期間の長さ

などの条件が揃うと、本来の神経の働きを弱めてしまいます。

神経の流れを回復するには、カイロプラクティックや整体などで、専門的に施術すれば済むのですが、それでは今回の無料セミナーの趣旨と異なります。

これまでの記事を読まれた方は、理解しやすいと思いますが、「意識と身体は密接な関係」にあります。

筋トレをするとき、「その筋肉を意識しろ」と言いますよね。これも同じ原理です。

 

これを利用した方法を一つ。

歩くとき、ラジオ体操するとき、掃除をするときなど、身体を動かすとき、ちょっと気持ちに余裕があるときは、背骨がぐにゃぐにゃ動いていることを意識しましょう。

「背骨が体のどこにあるか」

なんて一般の方は、普通は考えることがないと思います。

鉛筆の芯みたいに、身体の真ん中くらいにあるイメージを持たれている方もおられます。

実際は、背中ギリギリについています。

背中の真ん中を触るとゴリゴリしていますが、これが背骨の一部である棘突起(きょくとっき)です。

後頭部から骨盤まで、背骨には非常に多くの筋肉が付着し、支え動かしています。

服を着て、筋肉などが覆っているからわかりませんが、人間が歩いたり動いたりすると、背骨は想像以上にぐにゃぐにゃ動いていることは、あまり知られていません。

捻じれたり曲がったりとても躍動的です。

前を歩いている人の様子を後ろから観察してみて下さい。

手足が動いているのはよく分かりますが、背骨はよく分かりませんよね。

もう本当にぐにゃぐにゃですから。

運動を習慣化されている人にはかないませんが、それに近づけることはできます。

イメージして、意識と身体を連動させることです。

私たちと同じ脊椎動物に、魚がいます。

水族館で見ると、魚は全身の背骨をぐにゃぐにゃ動かして泳ぎますよね。

うちには熱帯魚がいますが、グラスフィッシュという種類が以前いました。

グラスフィッシュ

ご覧のように背骨スケスケで、背骨の動きがよ~くわかります。

性質は控えめで大人しく可愛いです。

まーそれはいいですが、ホモサピエンスも全く同じです。

歩くときなど、グラスフィッシュ思い出してみてくださいね。