特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.27

自己肯定感

家のさまざまとバランスを取りつつのテレワークも今週で終了です。

今回は27回目。「ねぎらう、褒める」って、自己啓発みたいですが、ちゃんとした健康法ですからね。

「そういう目線では見たことなかったなー」と気づきを得ていただければ幸いです。

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「自分の心と体をねぎらいほめる」

vol.3「できていることに感謝する」

https://www.nemunoki-seitai.com/blog/2329.html

vol.4「なるべく良い気分でいる」

https://www.nemunoki-seitai.com/blog/2341.html

これら過去記事と少し重複していますが、ここは丁寧にご説明したいと思います。

少々長くなります。途中で疲れたら、分けてご覧くださいね。

 

「心(メンタル)と体は、表裏一体」というのは、どなたも知っています。

両方をバランスよくケアすることが大事ですが、自分の心には優しく、自分の体には厳しい人が多いです。

自分の意識や感情は脳にあるので、自分と一体感を持ちやすいですよね。

当たり前すぎることですが。

ところが、自分の肉体は家来のようにこき使い、元気で自分の思うように動いてくれるのが、当たり前と思っている人が多いのです。

痛いところがあったり、病気になると「なんだよ」と思うのですね。

《 自分の心と体の声を大事にできる人は、病気になりにくい 》

《 自分の心や体の声を大切にできない人は、病気になりやすい 》

特に心を大切にしない方は、うつなどの自律神経失調症になります。

心も体もねぎらい褒めてあげることは、脳科学的にとてもとても大事なことです。

日本人は、自己否定している方が多いと言われ、残念ながら、若者の自殺者は先進国で一番多いのは有名ですよね。

「いやー俺なんて全然ダメだよ」という自己否定は簡単にできますが、「私って頑張って本当にえらい」と自分を褒めることには抵抗を感じる人が多いです。

「自分ほめ」できなかった人が、「自分ねぎらい」「自分ほめ」することで、自己肯定感を高める効果が絶大なのです。

自己肯定感がある人は、潜在意識は「快」で良い状態です。

例えば、人は色々な不調を感じることがあります。

「頭痛がひどい」

「足疲れてパンパン」

「胃がムカムカするな」

「最近、夜眠れないよ」

「あー喉が痛いなー」

「膝捻って痛いどうしよう」

こういう時にどう感じますか?

慢性症状、急性症状、入院しないといけないほどの症状・・・

人はこういうとき「あーまただ」とか「今までこんなことなかったのに」とか「なんで私が?」と、ついつい自分の体に文句をいいがちです。

こういうときに、体や自分をねぎらいほめることです。

 

例えば、疲れがひどい方。

「体にまたすごい負担かけたかな。しんどいのに、職場で役割果たそうとした私、えらい!」

「体しんどいのに仕事きつかったな。自分の役割ちゃんと果たせたか分からないな、ダメだな私・・・」

なんだ、結局ポジティブに考えろってことでしょ?

少し違います。

つらいのに無理やり「頑張ったすごい」とポジティブになっても、脳には本音しか伝わらず、苦しいだけとお伝えしてきました。

「とにかくひたすら前向き思考で考えよう!はい、ポジティブ!ポジティブ!」は一昔。

それで自分の心にフタをして結果、精神的な疾患が増えた一因にもなりました。

今は脳科学や物理学で科学的に証明されてきて、どうしたら良いのかが解明されています。

自分である肉体とメンタルを、本気でねぎらい褒めてあげることが大切です。

脳科学的には、できていないことよりも「できていることに、着目し感謝することが大事」であるとお伝えしてきました。

そのことで感情が、不快から快に変わり、できていることに焦点を当て、拡大することで、そこへの感謝やありがたみが潜在意識にインプットされ、現実が変わってくるという内容です。

 

とは言ってもです。

当院にも、ひどい肩こりで苦しそうに「ここが痛くて」という方や、腰痛で「やばい、ぎっくりになったみたい」と腰を伸ばせない状態で来院される方が日々おられます。

それこそ、入院してつらい想いをされている方に、「痛みに着目するのではなく・・・」なんて言っても、怒られますよね。

「そんなキレイごとよりも今の状況なんとかして!」となります。

慢性症状はあるけど日常生活を過ごせている方と、入院して闘病されている方は一緒にはできませんが、とにかくどんな状況でも、感情を「不快」から「快」に上げることが大事です。

自分をねぎらうこと。

自分を褒めること。

「疲れているのに私の肩や腰の筋肉、よくデスクワークに堪えてくれてありがとう。痛いのに私えらいよね」

「この肩なんとかならないの?もう新しいのと交換したい!」ではないですよ。

「疲れが溜まっていたのに、周囲に笑顔振りまいてよくやったね」です。

「会社のために、家族のために、体調良くないのに、えらいね!さすがだね!カッコイイね!」

と自分の肉体やメンタルをめちゃくちゃ褒めることです。

そして、本当にしんどい時は、そのつらい感情を許してあげて、認めてあげること。

「自分の体をねぎらい、褒めるなんてやってみたけど、やっぱり今の私にはできないよ」

という方は、ここでもそれができない自分を受け入れ、認めてあげることが大事です。

 

話は変わり、逆に体調がいいときって、何を考えていますか?

ひどかった肩こり、足の疲れ、胃とか膝がイマイチだったのに、まーまーの調子で機能していることなんて意識せず過ごしていますよね。

症状がない時は、そんなことは忘れて、他のことを考えているものです。

症状があると思いだすのです。

調子が悪くて不快な症状がある時に、ねぎらいほめる余裕なんかないという方は、こういう忘れている時こそ、体の部位が元気であることに焦点をあて、感謝の意識を拡大してください。

朝目覚めた時、ランチしているとき、お風呂入っている時、布団に入った時など。

そういう習慣をつけてあげることが良いです。

 

自分の脳には本音しか伝わりません。

自分の内なる声を大切にしないと、病気やケガをしやすくなります。

体や気持ちが疲れているけど、ストレス溜まってるけど我慢をして頑張っている、というのはとても苦しい状況です。

すると、感情は苦しむモードでずっといるので、苦しむことを自分で引き寄せて、苦しむ経験が起きやすくなります。

「本当は仕事や家事をしなきゃいけないのだけど」

という感情を抱きながら休むのではなく、今は自分が頑張ったからしっかり100%の気持ちで休んで、好きなことをする時間、リラックスする時間と割り切ることも大切です。

こういう意識と感情を続けることで、潜在意識は自然と「病気になりやすい体質」から「健康になりやすい体質」へシフト変更してくるようになります。

今回は最長記事でした。最後まで読んでくださった方、お疲れさまでした。

貴重なお時間、ありがとうございました。