2020
5/28
【vol.28】健康管理の基本は疲労レベルを知ること
特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.28
今回は28回目。
今回はとても身近な内容「疲れ」についてです。
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「健康管理の基本は疲労レベルを知ること」
今のご自身の疲れがどの程度なのか、どの程度把握されていますか?
「疲れ」というのは、なかなか知らず知らずのうちに溜まってしまうものです。
日常に追われ、疲れは後回しにされている方も多いと思います。
疲労レベルを知ることは、体調管理する上で基本です。
肉体の疲れ、気持ちの疲れがありますが、今回は分けず、総体的に感じる「疲れ」です。
疲れが蓄積され、慢性疲労となると、当然体調は崩しやすくなります。
自律神経に影響がでる方、風邪など病気になりやすくなる方です。
その究極が過労死です。
当院では、よく患者様の痛みを数値化をします。
それは痛みというのは、主観的なもので自己申告しないと基本わからないからです。
例えば、「手のしびれや痛みで夜も眠れない」という方が、施術後にどのくらい楽になったかを調べる時。
同じ「だいぶ楽」でも、(10)のうち(7)の方も(2)の方もおられます。
痛みの場合は、人は「痛い」のがとにかく苦手なので、1分1秒でも痛くない状態を作ろうとします。
姿勢を変えたり、痛み止めを飲んだり、整体などに行ったりですね。
ズキズキ、ビリビリ、ジンジン。
このように、痛みはハッキリした症状ですが、「疲れ」というのは、そこまでハッキリしていません。
「ずーん」とか「どよーん」とか「ぐわーん」という感覚です。
疲れの感覚は人それぞれであり、慣れやすく、見過ごしてしまいがちなのです。
例えば、昨日の朝と今朝の違いは、ハッキリわからないですよね。
一日買い物行ったり、マラソンに出場したり、山登りすれば、大きな違いがわかります。
でも多くは、一日一日どの程度疲れが蓄積され、どの位回復されているか分かりません。
髪の毛は一日0.3~0.4mmほど伸びますが、1週間程度ではよくわかりませんよね。
1ヵ月くらい経つころ、「だいぶ伸びたなー」という実感がわきます。
ではここから、疲労レベルを分析し知る方法を2つご紹介いたします。
1、信号の色にあてはめる
疲労の場合は、「私はこういうことで疲労レベルを感じやすい」というのを知ることです。
寝つきが悪い、すぐ眠くなる、良い姿勢が長続きしない、歩くスピードが遅い、朝起きられない、顔色が悪い、胃腸の調子がイマイチ、笑顔がでない・・・
部位的に肩こりや腰痛でもいいですね。
体の一部の疲労感であっても、それは全身の写し鏡でもあります。
・体も軽く調子がいい時を「グリーン」。
・疲れが溜まってきたかなぐらいは「イエロー」。
・もうかなり疲労困憊という時は「レッド」。
・それ越えてもう限界という時は「ブラック」。
中間で、ライトグリーンとかオレンジとかで表現もいいですね。
ただ、「レッドだったけど、今は結構グリーンに近いかも」という場合。
連休でしっかり休めた、温泉宿でゆっくり寝てきた、整体やマッサージ行った、など急激に回復する要素がある場合はいいです。
疲れすぎて脳の感覚がマヒしている場合は、「体調が良い」は仮の姿かもしれません。要注意です。
レッドまで行くと、なかなか自力では難しいので、やはり私としては、整体などの民間療法をオススメします。
2、副交感神経の働き方で知る
チェックするタイミングは、副交感神経が働いているときです。
・家事が一段落した時。
・翌朝起きたとき。
・昼休みにランチした後の時。
・お風呂から出てくつろいでいる時。 など
こういうときに、体のだるさや眠気がどのくらい出てくるかです。
人は疲れがあると、それを回復させるために休みますよね。
疲れがある程度蓄積されてくると、脳は勝手に心身を休ませようと働きかけます。
「ちょっと、私休んだ方がいいから副交感神経モード発令!」となります。
するとどうなるかというと、眠くなります。だるくなります。
一度そうなるとなかなか切り替えができなくなります。
脳が疲れ度合いを分析してくれて、強制的に「回復モード」にしてくれているんですね。
ありがたい仕組みです。
これがないと、病気だらけになってしまいますからね。
当院をお体のメンテナンスのために、ご利用されている方もかなりおられます。
実際、施術前に伺うと「全然疲れもなく大丈夫でした」という方もおられますが、施術後にほぼ100%おっしゃる言葉があります。
「今日は大丈夫だと思っていたのに、疲れてましたね」
「足がらくー!」
「あ、かるいっ!なんでだろう」 です。
「ご自身の内なる声を大切に」というのは前回もお話しましたが、自己管理方法の一つと是非お試しくださいね。