前回の続きです。
体中の筋肉や関節が柔らかい方の全身の可動域が100点だとします。
ちょっと極端ですが、下の画像のようなヨガのすごいポーズを軽々としてしまう方。
こういう方は、それこそヨガ以外の運動をしても、運動した分狙った通り100%の運動効果を手に入れることができるはずです。
逆にこのような方々はどうでしょうか。
・背骨や骨盤が歪んでいる「アンバランス」タイプ
・肩甲骨や股関節など関節が硬い「ギクシャク」タイプ
・筋肉のあちこち張りやコリがある「ガチガチ」タイプ
そういう方は全身の可動域が60点とか70点くらいでしょうか。
歪んで関節や筋肉の柔軟性がない人は、運動のパフォーマンスが間違いなく低下します。
プロのスポーツ選手は練習や試合ごとにメンテナンスをしますよね。
一般の方で健康や趣味のためであれば、もちろん程度の違いはあるでしょう。
がしかし、やはりメンテナンスは必要だと、多くの方の施術を通して感じます。
ちなみに当院では、スポーツインストラクターの方にもご利用いただきます。
ご参考までにこんな数字をご紹介いたします。
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<股関節の最大可動域>
屈曲(前に上げる)125度 伸展(後ろにあげる)110度
外転(真横にあげる)45度 内転(内側にまげる)45度
外旋(外側にねじる)45度 内旋(内側にねじる)45度
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「肩関節」や「股関節」は、球関節といい、元々可動域がとても広い関節の種類です。
肘や膝よりも色々な方向に動かすことができますよね。
反面、日常生活で動かしている範囲がどうしても限定的となります。
そのため、この2つは「いつのまにか可動域が狭くなっちゃう関節」の代表格なのです。
なので、痛みがでやすい関節とも言えます。
整体は、ケガや痛みの予防効果もあります。
運動がお好きな方は、体調よりもご自身を追い込むことやルーティンを優先されている方が多い気がいたします。
いわゆる「体育会系」に多い傾向です。
疲労や痛み、筋肉や関節の疲れを溜め込んだままで、運動しても効果は “行って来い” になることがあります。
「運動して出る効果」「運動して出る不調」が同時なら、行って来いですよね。
痛みが出てしまい、運動をしばらくお休みされる方もおられます。
ということはです。
関節の硬さ、歪み、疲れを取りのぞいて運動するのは、運動を習慣化されている方には必要だと思います。
少しでもご参考になれば幸いです。最後に。
ここまで運動されている方にクローズアップしたお話でした。
特に運動されていない方も、買い物に歩いていくのも、洗濯を干すのも、掃除機をかけるのも、これも一つの運動です。
わざわざ改まって運動するのが苦手な方は、そう意識されて過ごされるのもいいと思います。
前を歩いている人を抜くとか、家事はちょっとオーバーアクションくらいがいいですよ。