【この記事の目次】
1.朝、起きた時の体の3つの負担条件
2.朝のぎっくり腰の症例
3.朝は忙しいゆえに危険が潜む
4.ぎっくり腰になりそうな方は意識が大切
<朝、起きた時の体の3つの負担条件>
朝起きたときは一日の中で、体にとってどんな条件が揃っているでしょうか。
実は次の3つの環境条件があります。
①気温が一日の中で一番低い時間帯のため、体が冷えている
②一日の中で、一番じっとしている時間が長かった後で体が固まりやすい
③交感神経に切り替わる頃で、副交感神経が働き、体温が低く、筋肉の収縮が活発ではない時間
このように、朝、起きてから1時間くらいの間は、まだ、脳も体もウォーミングアップ中です。
こんな時に、腰の筋肉の張りが強く、疲労がたまっている状態だったら・・・・。
<朝のぎっくり腰の症例>
当院にも、毎年ギックリ腰の方が何人もお見えになります。
朝、起きて1時間以内に起きやすいぎっくり腰の具体例をあげてみます。
どのケースも当院にお越しいただいた方の発症例です。
・顔洗おうとかがんだ瞬間にぎっくり腰になった
・布団から起き上がろうとした瞬間にぎっくり腰になった
・靴を履こうと体をねじった瞬間にギックリ腰になった
・何気にくしゃみした瞬間にギックリ腰になった
・後ろから子供が抱きついた瞬間にぎっくり腰になった
・スマホを取ろうと手を伸ばした瞬間にぎっくり腰になった
ぎっくり腰でよく知られているきっかけである「重いものを持ち上げた瞬間になる」ってありますよね。
そのようなイメージを持たれている方が実はとても多く、それが意外な落とし穴なのかなと思います。
<朝は忙しいゆえに危険が潜む>
無意識に急に体の体勢を変えて、腰の筋肉にストレスがかかるときが、ぎっくり腰になりやすい時です。
無意識という点で、朝は多くの方が体の不調よりも、着替えたり、顔を洗ったり、洗濯したり、忙しい時間を過ごします。
玄関出るまでの「危険な時間帯」にご注意ください。
腰痛がある方で、「最近特に危ない気がする」方でも、その腰に意識をすれば、よっぽどぎっくり腰の寸前でない限り、免れることができます。
<ぎっくり腰になりそうな方は意識が大切>
筋トレするときに「鍛えている筋肉を意識しなさい」ということがあります。
脳→背骨→筋肉という流れで、神経を介し命令が下されることで、その筋肉を収縮運動させるわけですが、これと同じ原理です。
ふいに動くのではなく、腰に「今から動かすよ」とワンクッション合図を入れて動かすのです。
非常にこわばり緊張している筋肉を、「なんとなく収縮運動させる」と、脳からの伝達がうまくいかず、大きな痛みにつながりやすいのです。
そういう意味で、誰もが忙しい朝は特に危険度が高まるわけです。
そこまで溜め込みすぎないでおくのが理想ですが。
ぎっくり腰を繰り返す方は、間違いなくヘルニア予備軍です。ぜひお気を付けください。
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