【この記事の目次】

1.無意識にとる姿勢

2.トリガーポイントが姿勢の原因

3.肩こりや腰痛を避ける姿勢の例

4.悪い姿勢の原因は2つあった

<無意識にとる姿勢>

無意識にとる姿勢ってありますが、だいたいこういう姿勢と決まっています。

「一番楽な姿勢」「どこにも不快感を感じないでいられる姿勢」です。

例えば、下記のようなこんな姿勢が多いです。

・足を組んで座る

・お尻がずり落ちそうにして座る

・お尻を深く座り背中を丸くする

・体をねじって座る(足を組みながら)

・首を左右に傾ける

・顔を下に向ける(デスクワークやスマホ見る)

・あぐらをかく、横座りをする

・猫背になる  など。

<トリガーポイントが姿勢の原因>

こういう楽な姿勢の代表格があります。

実はその特異な姿勢の裏には、実は疲労のたまった筋肉が隠れているのをご存じでしたか?

今回のタイトル「悪い姿勢から見える肩こりや腰痛の原因筋」です。

つまり「どういう姿勢を取るのが楽か好きか」によって、その人の体の悪いところが丸わかりなんです。

筋肉の血流が悪化すると、筋肉は緊張して硬い状態になりますよね。

すると、トリガーポイント(筋肉のコリ)が活性化して、痛みやコリなど不快な症状を感じるようになります。

「トリガーポイント」は、東洋医学のツボと同じと考えて構いません。

人はそういう不快な感覚を脳で感じると、それを無くそうとします。

「コリや痛みを感じている状態」よりも「何にも感じない状態」でいる方が誰だっていいですよね。

筋疲労が不快な症状の原因の場合、実はその筋肉を伸ばすこと(ストレッチ状態)で、その感覚から一時的に逃れられるのです。

<肩こりや腰痛を避ける姿勢の例>

具体例を出すとすぐにわかります。

会社や駅のホームなどで、首をなんか苦しそうに、右や左にぐーっと倒したりしている所見たことないですか?

これは「伸ばされた側」に、つらい肩コリがあるという動かぬ証拠です。

また、デスクワークしていると、次第にお尻~坐骨~太ももの裏が痛だるくなる方がいたとしましょう。

仕事に集中して気にならない程度ならば、そのまま無視するかもしれません。

我慢できない程になると、なんとかその嫌な感覚をなくそうと、姿勢をあれこれ変えるはずです。

・腰を丸くすると、気にならなくなる

・痛だるい側の足を上にして組むと、気にならなくなる など。

冒頭にも挙げましたが、このように、痛みなどを感じたくないために取る姿勢。

これを「トリガーポイントの短縮痛からくる回避姿勢」と呼びます。縮こまって緊張した筋肉を伸ばす行為ですね。

<悪い姿勢の原因は2つあった>

姿勢が悪くて、体がゆがんでいるように見える人も、実は回避姿勢からの姿勢悪化が原因かもしれません。

「しれません」というのは違う可能性もあるからです。それは一旦置いときます。

トリガーポイントが原因の場合は、トリガーポイントがしっかりほぐれ、筋肉が緩むと、キレイな良い姿勢が楽にできるようになります。

では、回避姿勢を放っておいて、いつも同じ姿勢をしているとどうなるでしょうか。

それは、骨格の歪みがでてきます。つまり、

 ①痛みやコリを回避するためだけの姿勢

 ②骨格の歪みによる姿勢

のダブルの原因で姿勢が悪いことになるのです。

すると結局は、さらなる体の不調がでてきたり、ますます回避姿勢がひどくなったり、骨格の歪みも複数でてきたりします。

解決方法は、ひどくなったトリガーポイントを芯までしっかりほぐすことです。

骨格の歪みはひどくなければ、トリガーポイントをほぐすことで、正しい位置に戻ります。

これも立派な歪み矯正の一つです。ボキボキだけが歪み矯正ではありません。

長い期間、骨格の歪みがあり、筋肉のほぐしだけでは無理な場合は、歪みも直接取りのぞくことも必要かもしれません。

 

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