予定があったのだけど、急にぎっくり腰になってしまった!予定が色々控えているのに困った!

なんてことがよくあります。H様は大好きなゴルフを控え、ぎっくり腰になってしまいました。無事プレー当日までに回復できたのですが、発症から復帰までの症例をご紹介いたします。

H様(60代男性)は、シャワーを浴びていて、ふと屈んだときにビキッとぎっくり腰を発症してしまいました。

過去に何度かぎっくり腰を経験されているそうですが、今回は数年ぶりです。原因は、3日間ホテルで一日中人の話を聞いていないといけない状況が腰に大きな負担をかけてしまったのだそうです。急遽お電話いただき、なんとか日時調整し出張途中でしたが来院されました。

痛くて腰をあまり曲げられず、逆に腰をまっすぐ伸ばそうとするのも痛い、というある意味矛盾した状態でした。ただ歩いたりうつ伏せにもなれたため、そこまで酷くない状態です。

<ぎっくり腰への施術ポイント>

ひどいぎっくり腰ですと、うつ伏せや寝返りは不可能ですので施術方法はガラッと変えています。ぎっくり腰の施術ポイントは、とにかく不快な痛みを最小限にしながら改善し施術を完了させることです。

H様のお体をみせていただくと、腰方形筋や腸腰筋の張り、臀部の張りが強く、慎重に周囲や患部を緩めるなどして施術は終了。痛みは8割ほど改善しましたが、まだ不安定さを感じ、念のためキネシオテープを腰部に貼りました。

ただH様は数日後から、中1日でのゴルフを2回控えているとのこと。どこで施術を受けた方がいいのか、H様の腰の状況から考えてご相談してみました。

A、2回のゴルフへ行く前に整体を受ける

B、ゴルフの合間に整体を受ける

C、2回のゴルフ後で整体を受ける

Bよりは、AかCがいいと考えますが、2回のゴルフ前までにH様の腰が万全に回復するかは怪しいです。

腰の筋肉の張りや可動域が改善途中でプレーするよりは、Aの事前に整体した方が、ゴルフも気にせず楽しくでき、プレー後も腰の疲労も少ないと判断し、ご説明し納得いただきました。

2日後のゴルフ前に来院されたとき、腰は8割改善をキープもまだ残っているとのこと。痛み方や姿勢などから分析し、原因を取り除く施術を行ったところ、痛みや違和感はゼロになりました。

施術後からの上昇反応も考えると、もう大丈夫です。H様は無事ゴルフに行くことができました。

ぎっくり腰になり、仕事や家事などを急遽犠牲にせざるを得ないことはよくあると思います。発症後、スポーツやジムやジョギングや旅行など、ご予定がある方も少なくありません。

「いつ復帰したらいいですか?」「まだやめた方がいいですか?」「旅行キャンセルした方がいいですよね」というご相談をよくいただきます。

当院ではご本人様の希望に沿って、かつ最短で復帰できるように計画しています。H様のように予定がずらせない場合は、逆算してなるべく患者様の楽しみや生活を守るよう心掛けております。

気軽にご相談くださいね。