自律神経失調症の方へ
自律神経の乱れによる不調はさまざま
活動時に働く<交感神経>とリラックス時に働く<副交感神経>という対照的な両者が、生活環境に応じてバランスを取りながら働いています。
現代人の多くは、疲労、ストレス、不規則な生活、生活環境の変化などで活動時の交感神経ばかり刺激され、リラックス時の副交感神経が不活性になりがちです。
軽いうちは、入浴や睡眠などでバランスはすぐに回復しますが、こういう状態が長く続くと、自力でバランスを取り戻せなくなり、様々な心身の不調を感じるようになってきます。
肉体的な不調例
肩こり、腰痛などの筋肉の不調、不眠、食欲不振、胃腸の不調、耳鳴り、めまい、吐き気、のどや胸の圧迫感、息苦しさ、動悸、だるさ、生理不順、多汗、冷え、ほてりなど。
精神的な不調例
やる気や気力の低下、倦怠感、不安、イライラ、怒りっぽい、落ち込み、憂うつ、マイナス思考など。
根本から回復できる方法
痛みやコリから解放されることで、副交感神経は高まり、自律神経のバランスが整っていきます。すると、呼吸が深くなり、睡眠の質があがり、胃腸の機能が回復し、体調が楽になっていることをハッキリ自覚することができるようになります。まるで、オセロの黒が次々と白に変わっていくように、好循環となっていくのです。
自律神経のバランスの乱れが、まだ軽い方はこれで回復することができます。
しかし一方で、不調の根本原因がメンタル面にもある方は、痛みやコリなど筋肉面の緊張を取りのぞくことも大切ですが、回復に限界がある場合もございます。なぜならば、メンタル面の不調がその方の健康に大きな影響を与え続けているからです。
このような方には、メンタル面にも、しっかりアプローチしてあげることが必要です。
心や感情などメンタル面の不調が、潜在意識から根本的に癒されてくると、気持ちがだんだん楽になり、その結果、自然とやる気や気力がわいてきます。
これは自然治癒力が深く関係しています。回復力といった方が分かりやすいかもしれません。人間の自然治癒力というのは、単に白血球ががんばって風邪やケガを治してくれる時だけ用いられるのではありません。深い睡眠をとると、体の疲れが抜けるのも自然治癒力。メンタルがストレスから癒されて、元気を取り戻すのも、同じ自然治癒力です。肉体面はもちろん、メンタル面にもしっかり機能させてあげることが大切です。
おかげ様で、これまで数えきれないほど、患者様が回復される様子を拝見してまいりました。言うまでもなく、心と体は表裏一体です。肉体面とメンタル面を完全に切り離して考えるのは少々無理があると思っております。
当院では常に両方に意識をおいて、患者様の症状やお悩みと向き合うようにしております。
その甲斐があり、おかげ様で、確実に効果を出すことができるようになりました。それは、ひどい痛みやしびれでつらい方にも、度重なるストレスにより心が疲弊して、大変つらい想いをされている方々にもです。きちんと根本原因にアプローチすることで、多くの方々と喜びを共有できるようになったのです。
心と体、どちらが不調の主な原因かにより適切な施術は変わります。
「私の場合はどうしたらいいの?」という方には、その時の患者様の状態や体調に合わせ、「こういう風に受けられるのはどうですか?」などとご提案もさせていただいております。
些細なことでも何でもお気軽にご相談ください。