2020
5/16
【vol.16】丹田を意識して力強く歩く
特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.16
本日は16回目。今日から後半戦ですが、今回は「丹田」です。
転びやすい方、下半身に自信がない方にとても効果的です。
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「丹田を意識して力強く歩く」
「丹田」とは、古代中国で生まれた言葉です。
不老不死の薬に「丹」薬というのがあり、「田」でそれを産するという意味があります。
丹田をうまく意識するようにすれば、様々な健康効果があると言われています。
丹田呼吸法とか丹田の筋肉を鍛えるなどですね。
今回ご紹介するのは、「丹田を意識して下半身を強くする方法」です。
これを利用すれば、別に鍛えていなくても、転びにくくなり、とても下半身が安定するようになります。
スポーツする方、ご年配の方の健康法、膝や股関節を痛めている方などに良いです。
「丹田って、詳しくは知らないけど、聞いたことはある」という方が多いと思います。
丹田は、氣のツボのようなものであり、ここに意識を集めることで、健康が活性化するという場所です。
場所は、お臍より5センチ下がった箇所から、背骨に向かい5センチお腹の中にあります。
MRIで撮っても何も映りませんので、「丹田は下っ腹あたり」と覚えていてください。
では、丹田をうまく利用する方法です。
イタリアなどで大活躍した日本人サッカー選手も、この丹田をうまく利用されているそうです。
小柄なのに激しく競り合っても、フィジカルで全然当たり負けしないのは、この丹田のおかげだとか。
もちろん丹田あたりの筋肉をしっかりトレーニングした賜物ですが、一般の方でしたら、意識一つで安定さは手に入れられます。
<丹田をうまく意識する方法>
「何もしていない状態」と「丹田を意識した状態」を比べると、一目瞭然です。
2人1組が分かりやすいですが、1人パターンも後程ご説明いたします。
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<2人でする>
Aさんは、足を肩幅に開いて立ちます。
Bさんは、Aさんの30センチ右側に立ち、左手でAさんの右肩あたりを強めにググっと押します。
始める前に実験の内容をAさんが必ず知っていてください。
Aさんは、よろけて足元がその場でキープできなくなるくらいだと思います。
身体のどこかに痛い箇所がある場合は、控えめにしてください。
次に、Aさんにして頂きたいことがあります。
Aさんはまた足を肩幅に開き、こうイメージしてください。
1.目を瞑って、丹田(下っ腹)に飲料水タンクがあるイメージを持ちます。
2.そこに蛇口がついていて、ひねると股関節と膝を通り、両足の裏から水がチョロチョロ流れるのをイメージします。
3.今度は蛇口がどんどん開いていき、水がジャブジャブ勢い良く、お腹のタンクから足裏へ流れるのをイメージします。
4.ジャブジャブの音が周りの人にも聞こえるくらいのイメージできたら終了です。(ここまで約1分)
そうしたら、Bさんは先ほどの要領で、またググっと同じ力で押してください。
Aさん、Bさん、どうでしたでしょうか。
Aさんは、最初より下半身がしっかりして、全然動じなかったのではなかったでしょうか。
「Bさん、さっきと同じ力で押した?」とも思いますよね。
Bさんは、さっきより手ごわかったと思います。
これが丹田を意識する方法です。
<1人でする>
相手がいない分、少し感覚を研ぎ澄ませて行ってください。
「片足立ちで屈伸する」「椅子から片足で立つ」など下半身が不安定になりやすい設定で行います。
まずは、普通にやってみて、ご自身がヨロヨロしそうな状況を確認してください。
そのあとに、丹田水タンクで足裏から水チョロチョロ→ジャブジャブをイメージします。
完全にイメージできたら、同じ動きを行ってください。
イメージは慣れるまでは1~2分くらいかけた方がいいですが、慣れれば30秒もあれば十分です。
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この方法は次のような方に、よりフィットすると思います。
・普通にウォーキングを楽しみたい方に
・ケガを予防して元気に年を重ねたいご高齢の方に
・膝や股関節に不安がある方に
・スポーツのパフォーマンスを上げたい方に
下半身のケガは、運動量の大きな制限につながりやすいです。
その結果生活レベルも大きく低下し、体の機能やメンタルも影響を受けてしまいます。
それをきっかけに、ずっと生活水準が下がってしまう方もおられます。
できれば大けがもなく、足腰元気がいいわけですが、それは別に筋トレやストレッチや準備体操などでもいいわけです。
ただ、身体を動かす前に、まずは「丹田」を意識すると、色々安定しやすくなります。
ぜひトライして習慣づけてみてください。
運動を習慣化して、丹田も意識できたら相乗効果が強そうですね。