特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.23

神田川散歩

神田川と桜の木。

母に買物のお供を頼まれ、各々の用事ついでに少し一緒に散歩をしました。

今回は23回目「自然治癒力」についてです。

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「医者50%+自分50%=100%」

病気が回復し元気になるために、医者の力が50%、自分の力が50%と言われます。

今回の新型コロナウイルスでも、医療の力は絶大です。

新型コロナウイルスに感染し、重症化された方が無事元気になると、「医療のおかげ」と皆しみじみと感謝の言葉を口にされますよね。

全くもってその通りだと思います。

確かにその通りですが、正確に言うと少し足りません。

「医療の手当てが一番。あとは私の自然治癒力もかなり頑張ってくれました」

そのように言う方がいてもいいなーと思いますが、謙虚な日本人の場合、なかなかそうは言えないですよね。

それくらい、お一人お一人の命を救うために、医療従事者の皆さまは頑張ってくださっています。

自然治癒力の存在感が少々薄い?と感じる理由は、「自然治癒力はあるのが当たり前」というのがあるのではと思います。

感染力が強いウイルスなので、「マスクも消毒いらない!自分は自然治癒力でOK!」とはなかなかいきませんが。

自然治癒力って「自分で自分を治す力」ですが、広く言えば生まれながらに元々持っている力です。

そう考えると、別に病気が治る時だけ働いてくれているわけではありません。

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例1)定食を食べれば、適量な消化酵素で分解し、必要な栄養素を取り込み、全身の細胞に送り届けます。

不必要な栄養素は、70%の水分を含ませて、体の外に排出します。

この工程を最初から人工的に行うと大変な作業になります。

例2)ちょっと擦り傷ができて、「大した傷じゃない」と忘れていると、いつのまにか毛細血管は修復され、新しい皮膚が作られて、傷の箇所もわからないくらいキレイに戻ります。

例3)ガン細胞は1日3000~5000個体の中で発生しています。

ご自身の意思にかかわらず、基本、ナチュラルキラー細胞が全部見つけて退治してくれます。

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どれも、ご自身が生まれてから、ずっと無意識に当たり前にできてきたことばかりです。

これもすべて自然治癒力です。

死んでしまった小さな虫は、どんな虫の専門家や科学者や宗教家を連れてきても生き返らせることはできませんよね。

生きていること自体、自然治癒力が機能し続けた結果なわけです。

人の細胞は60兆個ありますが、約2~3か月で全て新しい細胞に入れ替わると言われています。

年齢による差はありますが、今から3か月後には全身リニューアルされているということです。

部位別に違いはあります。

胃は3日、肝臓は1ヵ月、血液は3カ月、皮膚は1ヵ月です。

私も、普段自然治癒力をずっと意識しているわけではないですが。こうやって改めて見つめなおすと、体をいつも守ってくれていて、ありがたい存在だと感じます。

 

施術家歴は20年になりますが、「私は50%だけしか手伝えないので、後は〇〇さんの力でなおしてくださいね」とまだ一度も言ったことはありません。

患者様が、自然治癒力を発揮させるのは、施術者の度量でもあります。

例えば、ぎっくり腰になる方がいます。

患者様の自然治癒力を発揮していただくため、それを促す施術が必要です。

冷やしてテープ貼っただけでは、それは十分とは言えません。

せいぜい10%です。10%ですと、毎日通っても5日で50%になるわけではなく、より悪化する場合もありますよね。

ところが、歪みや筋肉の張りなどできる範囲で元の状態に近づけることで、自然治癒力は発揮しやすい状態になります。

施術後、まだ痛みがハッキリ残っていても、翌朝には大きく改善することも多々あります。

完全にお任せでもいいのですが、ご自身でなんとか治そうと色々運動療法とか姿勢とか、前向きな方の方が、治るスピードは早いです。

運動療法でも、本当にやめていただきたい時はハッキリお伝えしますが。

病気にならないに越したことはありません。

「医師に手当してもらい、薬を処方されたから大丈夫」

という安心感も大事ですし、自分の力を50%以上引き出せるような意識のあり方も大事ではないかと思います。

その方法は、この企画で色々お伝えしておりますが、目に留まる記事がございましたら、つまみ食いしてみてくださいね。