2020
5/27
【vol.27】自分の心と体をねぎらいほめる
特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.27
家のさまざまとバランスを取りつつのテレワークも今週で終了です。
今回は27回目。「ねぎらう、褒める」って、自己啓発みたいですが、ちゃんとした健康法ですからね。
「そういう目線では見たことなかったなー」と気づきを得ていただければ幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「自分の心と体をねぎらいほめる」
vol.3「できていることに感謝する」
https://www.nemunoki-seitai.com/blog/2329.html
vol.4「なるべく良い気分でいる」
https://www.nemunoki-seitai.com/blog/2341.html
これら過去記事と少し重複していますが、ここは丁寧にご説明したいと思います。
少々長くなります。途中で疲れたら、分けてご覧くださいね。
「心(メンタル)と体は、表裏一体」というのは、どなたも知っています。
両方をバランスよくケアすることが大事ですが、自分の心には優しく、自分の体には厳しい人が多いです。
自分の意識や感情は脳にあるので、自分と一体感を持ちやすいですよね。
当たり前すぎることですが。
ところが、自分の肉体は家来のようにこき使い、元気で自分の思うように動いてくれるのが、当たり前と思っている人が多いのです。
痛いところがあったり、病気になると「なんだよ」と思うのですね。
《 自分の心と体の声を大事にできる人は、病気になりにくい 》
《 自分の心や体の声を大切にできない人は、病気になりやすい 》
特に心を大切にしない方は、うつなどの自律神経失調症になります。
心も体もねぎらい褒めてあげることは、脳科学的にとてもとても大事なことです。
日本人は、自己否定している方が多いと言われ、残念ながら、若者の自殺者は先進国で一番多いのは有名ですよね。
「いやー俺なんて全然ダメだよ」という自己否定は簡単にできますが、「私って頑張って本当にえらい」と自分を褒めることには抵抗を感じる人が多いです。
「自分ほめ」できなかった人が、「自分ねぎらい」「自分ほめ」することで、自己肯定感を高める効果が絶大なのです。
自己肯定感がある人は、潜在意識は「快」で良い状態です。
例えば、人は色々な不調を感じることがあります。
「頭痛がひどい」
「足疲れてパンパン」
「胃がムカムカするな」
「最近、夜眠れないよ」
「あー喉が痛いなー」
「膝捻って痛いどうしよう」
こういう時にどう感じますか?
慢性症状、急性症状、入院しないといけないほどの症状・・・
人はこういうとき「あーまただ」とか「今までこんなことなかったのに」とか「なんで私が?」と、ついつい自分の体に文句をいいがちです。
こういうときに、体や自分をねぎらいほめることです。
例えば、疲れがひどい方。
「体にまたすごい負担かけたかな。しんどいのに、職場で役割果たそうとした私、えらい!」
「体しんどいのに仕事きつかったな。自分の役割ちゃんと果たせたか分からないな、ダメだな私・・・」
なんだ、結局ポジティブに考えろってことでしょ?
少し違います。
つらいのに無理やり「頑張ったすごい」とポジティブになっても、脳には本音しか伝わらず、苦しいだけとお伝えしてきました。
「とにかくひたすら前向き思考で考えよう!はい、ポジティブ!ポジティブ!」は一昔。
それで自分の心にフタをして結果、精神的な疾患が増えた一因にもなりました。
今は脳科学や物理学で科学的に証明されてきて、どうしたら良いのかが解明されています。
自分である肉体とメンタルを、本気でねぎらい褒めてあげることが大切です。
脳科学的には、できていないことよりも「できていることに、着目し感謝することが大事」であるとお伝えしてきました。
そのことで感情が、不快から快に変わり、できていることに焦点を当て、拡大することで、そこへの感謝やありがたみが潜在意識にインプットされ、現実が変わってくるという内容です。
とは言ってもです。
当院にも、ひどい肩こりで苦しそうに「ここが痛くて」という方や、腰痛で「やばい、ぎっくりになったみたい」と腰を伸ばせない状態で来院される方が日々おられます。
それこそ、入院してつらい想いをされている方に、「痛みに着目するのではなく・・・」なんて言っても、怒られますよね。
「そんなキレイごとよりも今の状況なんとかして!」となります。
慢性症状はあるけど日常生活を過ごせている方と、入院して闘病されている方は一緒にはできませんが、とにかくどんな状況でも、感情を「不快」から「快」に上げることが大事です。
自分をねぎらうこと。
自分を褒めること。
「疲れているのに私の肩や腰の筋肉、よくデスクワークに堪えてくれてありがとう。痛いのに私えらいよね」
「この肩なんとかならないの?もう新しいのと交換したい!」ではないですよ。
「疲れが溜まっていたのに、周囲に笑顔振りまいてよくやったね」です。
「会社のために、家族のために、体調良くないのに、えらいね!さすがだね!カッコイイね!」
と自分の肉体やメンタルをめちゃくちゃ褒めることです。
そして、本当にしんどい時は、そのつらい感情を許してあげて、認めてあげること。
「自分の体をねぎらい、褒めるなんてやってみたけど、やっぱり今の私にはできないよ」
という方は、ここでもそれができない自分を受け入れ、認めてあげることが大事です。
話は変わり、逆に体調がいいときって、何を考えていますか?
ひどかった肩こり、足の疲れ、胃とか膝がイマイチだったのに、まーまーの調子で機能していることなんて意識せず過ごしていますよね。
症状がない時は、そんなことは忘れて、他のことを考えているものです。
症状があると思いだすのです。
調子が悪くて不快な症状がある時に、ねぎらいほめる余裕なんかないという方は、こういう忘れている時こそ、体の部位が元気であることに焦点をあて、感謝の意識を拡大してください。
朝目覚めた時、ランチしているとき、お風呂入っている時、布団に入った時など。
そういう習慣をつけてあげることが良いです。
自分の脳には本音しか伝わりません。
自分の内なる声を大切にしないと、病気やケガをしやすくなります。
体や気持ちが疲れているけど、ストレス溜まってるけど我慢をして頑張っている、というのはとても苦しい状況です。
すると、感情は苦しむモードでずっといるので、苦しむことを自分で引き寄せて、苦しむ経験が起きやすくなります。
「本当は仕事や家事をしなきゃいけないのだけど」
という感情を抱きながら休むのではなく、今は自分が頑張ったからしっかり100%の気持ちで休んで、好きなことをする時間、リラックスする時間と割り切ることも大切です。
こういう意識と感情を続けることで、潜在意識は自然と「病気になりやすい体質」から「健康になりやすい体質」へシフト変更してくるようになります。
今回は最長記事でした。最後まで読んでくださった方、お疲れさまでした。
貴重なお時間、ありがとうございました。