「月見の宴」に今年も参加してまいりました。
市川の小高い丘の上にある、奈良時代に建立された「真間山弘法寺」(ままさんぐほうじ)にて、多くの方々と会食をする毎年恒例の会です。
今年は天気に恵まれ、外で開催されました。
初めに観世流能楽師シテ方の小島英明様による「羽衣」の舞が披露されました。
能は言わずとも知れた日本の伝統文化ですが、数百年前から形を変えず継がれてきたため、世界無形文化遺産第1号だそうです。
太陽が沈み、曇り空の中、時折見え隠れするお月様(前日満月)。
この時期、昼夜の寒暖差がでてくる頃ですが、この日の夜は過ごしやすいくらいでした。
ちなみに月は昼夜の寒暖差が激しいそうで、昼は110℃、夜は-170℃ほどだそうです。
終始、秋の虫の大合唱に包まれる、なんとも素晴らしい雰囲気の中、能の舞が始まりました。
「天人」といい舞をされる小島様、能独特のセリフで進める「地謡」、時折横笛を奏でる「笛」のお三方といわれるにより30分弱披露されました。
歌舞伎も見たことない私ですが、より古典的な能は、人生一度は観てみたいと思っており、思わぬ形で実現できました。
大変感動いたしました。後編では、交流させていただいた方々をご紹介いたします。