M様(40代女性)は、左側を下にして寝て朝起きたら、左の肩~腕~手が調子悪くなっていました。
・左肩~左肩甲骨周辺のコリが痛みに悪化していた
・上腕、前腕がだるく、指先が少ししびれている
・手をぐーぱーすると腫れぼったい感じがする
原因は2つあります。「肩や腕の筋疲労がたまっていたため」「肩関節や肩甲骨の可動域が悪いため」です。
片側を下にして寝ると、下側に体重がかかります。ぐぐっと体重がかかったときに可動域が悪いと、柔軟に体の重さの逃がすことができなくなり、一定の箇所に負荷が集中します。
体幹から腕への筋肉や関節付近は「血管・神経・リンパ管」が三車線道路のように流れています。それを長時間圧迫することで、より筋肉の血流が悪化し、より関節の可動域は狭く硬くなり、神経の流れも阻害されます。その結果様々な症状が引き起こされることがとてもよくあります。
手のむくみ、冷え、重だるさ、腕や手や指のしびれ、腕の痛み、肘や肩関節が動かしずらい、などの症状がです。手のしびれや痛みが起きる胸郭出口症候群もその一種です。
M様の場合、朝起きた時に違和感や不快感を感じ、なんとなく手をぐーぱーしてみると、うまくできなかったという症状がありました。
施術は、肩や首や背中はもちろん、肩甲骨回し、腕や手まですべて丁寧にほぐし緩め+全身の施術をしました。施術後は、首や肩の可動域もとても良くなり、すっきり解決し喜んでいただけました。
M様は症状が出てすぐに施術を受けられたので、簡単に解決しました。似たような症状で、お仕事や用事で忙しく、体のことを後回しにした結果、3ヶ月、6か月とそのままにしておく方がたまにおられます。
そういう方の場合は当然悪化してしまいます。症状が強くなったり、不調の範囲が広がったりします。不眠になる方、頭痛を引き起こす方、四十肩五十肩になる方などです。
念のためですが、横向き寝が別に悪いわけではありません。いつも同じ方を下にする、カバンをかけている方を下にする、などの「片側いじめ」はなるべくやめる。など色々寝方のコツはあります。
「ボヤは早めに消火する」が鉄則です。当院では常に最短で最高の結果を目指しております。