【この記事の目次】
1.満身創痍のご症状
2.こういうケースの施術の優先順位
3.極度に疲労を貯めこんだ状態とは
4.蓄積された疲労は気づきにくい
5.施術後のご感想
<満身創痍のご症状>
先日、2年ぶりにお越しになった30代の女性 N さま。
「お久しぶりですね」と笑顔でのご来院でしたが、相当疲労を溜めこんでおられました。
〇左腕にしびれと痛みがある
〇首と肩のコリ痛がひどい
〇腰から背中にかけての痛みで、仰向けで寝られない
〇足のむくみと冷えがひどい
〇睡眠がかなり浅く何度も目が覚めてしまう。
<こういうケースの施術の優先順位>
それぞれの症状が強い上に、ここには省かせていただいたご症状もありました。
全身疲労、疲労困憊という言葉では足らずまさに「満身創痍」というお辛い状況でした。
いただいたお話を冷静にまとめますと、しびれと腰痛のつらさがより強く、優先すべきと考え、ご納得いただけたので、施術をスタートしました。
下半身のほぐし5~6分、上半身全体を5分くらい、ほぐしていたところで電話が鳴りました。
<極度に疲労を貯めこんだ状態とは>
対応して戻ってくると意外な一言をいただきました。
「なんだかすごく楽になったみたい」
「え?まだ始めたばかりですよ」
いかに疲労がピークに達していたかです。疲労は、数値で表せませんし、他人の疲れを代わって体感することも不可能ですよね。
疲労がピークに達している方というのは、例えてみると、背中に10キロほどの重りをいつも背負って生活しているような感じなんです。
徐々に500グラムずつ、その重りを増やしていった(疲れを溜めていった)ので、10キロ背負って生活しているのがいわば普通の状態。
感覚が慣れてしまい、その重大さが分からなくなっています。
そんな方が重りを3キロ減らしたら、うんと体は軽く感じます。でもまだ7キロ背負って体はきついはずなんですよね。
でも、すごく身体は軽く感じてしまうという矛盾。
<蓄積された疲労は気づきにくい>
逆に、疲労を溜めこんでない方が、10キロの重りをいきなり背負わされたら、どう思いますか?
「こんな疲れている体は嫌だ」とすぐに外したくなります。
ずっと10キロ背負ってた方が、一度0キロを体感されたら、それは体が宙にフワフワ浮いているような感覚なのかもしれません。
人間、一年中重りを「0」にすることは不可能ですが、1年中そんなものを背負っていたら、体調は優れないはずですし、生活の質は低下し、気力も低下、病気の元になりかねません。
疲労は日々多少波はあるものの、少しずつ少しずつ溜まっていきます。
入浴や運動や睡眠やリラックスなどで、リセットできているうちはいいですが、それができなくなると、重りをご本人の気づかないうちに貯めこんでしまいがちです。
疲れているのは実感している状態は、「疲れ、コリ、だるい」などの信号をずっと脳に送り続けています。
しかし、その感覚に慣れすぎて、「疲れている状態が当たり前のような麻痺した感覚」で日々を過ごすようになるころは、自律神経もかなり乱れているころです。
<施術後のご感想>
話は戻り、N さまの2年ぶりの施術が終了すると、とても喜んでくださいました。
施術はお体の負担や好転反応が出過ぎることを考え、あえてかなりセーブしたものにしましたが、十分すぎるほど「良くなった」と実感していただけました。
もちろん、重りはまだまだですが、その辺りのご説明もさせていただき、納得されてお帰りになられました。
現在3回の施術が経過したところですが、各症状かなり改善され順調です。
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