【この記事の目次】
1.当院では下半身も必ずほぐします
2.下半身も施術する2つの理由
3.両者の差は歴然
4.分かりやすくお伝えしています
<当院では下半身も必ずほぐします>
当院では、肩や腰がつらい人にも必ず下半身をほぐします。
それはなぜでしょうか。
ましてや肩と下半身は離れていますので、一見無関係に思われるかもしれません。
肩こりや腰痛の方が圧倒的に多いですし、そんな方々にはもちろん、肩や腰の筋肉をほぐす必要性があります。
ですが当院では、どんな方にも必ず下半身の筋肉もほぐします。それは、2つの理由があります。
<下半身もほぐす2つの理由>
①血管や筋肉は全身でつながっているため
動脈は心臓から勢いよく、全身に流れていきますが、毛細血管や静脈は筋肉の働きに左右されてしまいます。
名称として、上半身、下半身と分かれてますが、体の中では循環器として、血管はすべてつながっています。
肩や腰の血行を回復するには、下半身の筋肉の血流改善は不可欠です。
肩こりや腰痛は、その箇所の血行が悪くなっています。
しかし、その部分だけ一生懸命に、血流を回復し良くすること自体、やはり時間がない時の便利なその場しのぎなのです。こういうのを「部分ほぐし」と呼びます。
②自律神経は全身ほぐすことで変わる
自律神経の副交感神経(リラックス、休息する神経)がきちんと働くと、全身の筋肉が緩み、末梢血管も拡張して皮膚下までの全身の血流が良くなります。
寝るときに手足が温かく感じるのはそのためです。
太ももやふくらはぎなど、下肢が疲れた、だるいなどの自覚症状がない方でも、施術後は、下半身がほぐれて軽くなったことが分かります。
つまり、下半身の自覚症状のあるなしに拘わらず、下半身までしっかりほぐすことで、心身の緊張がゆるみ、リラックス効果は高まります。
つまり、副交感神経がしっかり優位になるのです。
上半身だけでも、ある程度のリラックスできますが、リラックスレベルがやはり違います。
<両者の差は歴然>
・上半身がほぐれて、下半身はそのままのノータッチの状態
・上半身がほぐれて、下半身もしっかりほぐれている状態
この2つには、明らかに大きな差が生まれるのです。
話は戻りますが、すべての患者さまに「全身ほぐした方が・・・下半身もほぐした方が・・・」なんてお話しません。
私の中では当たり前すぎることになってしまい、そこに世間とのズレが生じている気がします。
「部分ほぐし」しか受けられたことがなく、なかなか体調が回復されない方には、施術前に必ずお伝えしております。
親孝行の一環で、私は毎月実家に行き、母に整体をしています。開業するころからずっと続けています。
自分が良いと確信しているものを、患者さまだけにしていれば、それは上っ面だけの正義感みたいな感じもします。
しかし、その日あまり時間がないときでも、必ず母に全身施術をしているのは、施術効果に歴然とした差があると分かっているからです。
<分かりやすくお伝えしています>
私は整体業界が長いですが、自分の中では当たり前のカラダの仕組みが、一般の方々にはそうではなかったりすることがよくあります。
以前、パソコンに詳しい友人がイマイチの私に、パソコンの専門用語をかみ砕いて簡単に説明してくれたことがありました。
私にはどんなにかみ砕いて説明してもらっても、なかなか理解ができないということが、よくありお互い苦労したことがありました。
皆さまのお話を伺っていても、そういうギャップに気づかされることがあります。
ですので、特にカラダについてあまり詳しくない方々には、下半身を含めた全身施術の大切さを、分かりやすく丁寧にお伝えしております。