【この記事の目次】
１．整体やカイロプラクティックは予防が目的
２．肩こりや頭痛でお困りの女性
３．痛みがない＝正常とは限らない（膝の違和感）
４．膝のメンテナンスも行った結果
５．全身ほぐしを受けるメリット
＜整体やカイロプラクティックは予防が目的＞
上半身だけがつらく、下半身はほとんど気にならなかった方が、膝の不調の芽を摘むことにより体がスムーズになったという症例成果です。
強い症状が痛みなど不快な症状を取りのぞくのは、施術家の大切な仕事ですが、痛みなどの未病を防ぐ のも同じくらい大切です。
整体やカイロプラクティックはそもそも、痛みなどを取り除くことよりも、病気や痛みにならないためのお体の手入れが、本来の目的です。
筋肉や骨格を正常な状態に整えることで、痛みなどの症状が消えますので、言いかえれば、症状がなくても施術を受けることで、お体を良い状態にキープして生活を送ることができます。
これが予防やメンテナンスの考え方です。
予防やメンテナンスにも色々なケースがあるので、今回は、身近にある例を一つご紹介します。
＜肩こりや頭痛でお困りの女性＞
30代女性のKさまは、首～肩こりや頭痛、肩甲骨の内側の痛みがつらいとのことで、来院されました。
施術を重ねていただくようになり、慢性化していた頭痛はだいぶ解消し安定され、肩や背中なども、以前ほどの不快な症状はおさまっていくようになりました。
単にお体が楽になったことだけではなく、そのことにより、生活のクオリティが上がったことも実感いただくことができるようになりました。
上半身に不調が集中していた一方、下半身は、休日に買い物に出かけ歩き回った後、疲れが出たり、冬場に少し冷えやすい程度でした。
＜痛みがない＝正常とは限らない（膝の違和感）＞
当院としても、初めは上半身の筋緊張やご症状が強かく、お仕事や精神面への影響も大きかったため、一番つらい主訴（上半身）への施術を強化していました。
実は、お体全体をみさせていただく際に、右の膝関節の動きが悪く、膝の動きに関連深い、ハムストリング筋（太ももの裏）のこわばりもだいぶ強いことを感じていました。
膝に痛みや違和感が全くなくても、日常的に膝の関節や軟骨にずっとストレスがかかって、生活されている状態でした。
この状態を放っておくと、１年後、５年後、10年後を見据えた時に、膝に痛みが起きる可能性があります。
＜膝のメンテナンスも行った結果＞
ですが、その時のKさまには、別に痛くもない膝のことよりも、今のつらさをなんとかして欲しいはずです。
「とりあえず膝は大丈夫ですから肩を・・・」というのは、当然のことですよね。
ただし、将来の痛みを見過ごすことは出来ないですし、それを予防するのも大事な仕事ですので、それをお伝えし、上半身が楽になってきてからそちらも併せて時間を取って施術を丁寧に行いました。
又、ご自宅での床の座り方に、大きな問題があることも判明し、その生活習慣の改善もお願いいたしました。
足に不調はなかったのですが、施術回数を重ねていくうちに、こんな良い変化を実感いただけました。
「なんか前より、歩きやすくなりました」
＜全身ほぐしを受ける高いメリット＞
これは一つの例ですが、「痛みがない、自覚症状がない」＝「正常」とは限らない典型的な例です。
しかし、そんなに難しいことをしているわけではありません。
人のカラダの骨格の位置、関節や筋肉の正しい働き方を知っていれば、「違い」を見つけることができます。
今回のケースで、肩こりや頭痛を改善するだけでしたら、上半身だけの部分ほぐしでも効果は実感できたかもしれません。
しかし、これで終了していたら「未来の不調の種」は見つけることはできませんでした。
全身ほぐし整体を徹底しているメリットを私自身強く感じました。
初めて来院される方の100％が、痛みや不調がでてから、施術を受けられます。
もちろん、そういう箇所は早く楽になっていただきたいと思いますし、同時にそういう隠れた不調もメンテナンスし、予防できたらと思います。
来院される皆様が、今もこれからも快適な生活を送れれば、大変嬉しいことです。
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