【この記事の目次】

1.高齢者の方へのほぐし圧

2.さまざまな体格やご年齢の方へ柔軟な対応

3.安全で安心な整体

ご高齢の方への整体で元気になり外出されている方々

<高齢者の方へのほぐし圧>

「お年寄りの方にはどの位の強さで押すの?」というご質問を受けました。

ご年配の方ですと、一番気をつけないといけないのは、骨粗鬆症の可能性があり骨折しやすいということです。

お体を拝見すれば、骨密度が少ないかが分かるので、当然気を付けながら、筋肉をほぐしますが、単純にほぐしの圧を 「弱」 にすればいいものでもありません。

ご年配の方でも、しっかりほぐして欲しい方、しっかり圧をかけないとほぐれない方がおられます。

特に初めての方ですと、慎重さが必要となりますので、押された感じを伺いながらすることもあります。

このようにご年配の方は特に気をつけて、細心の注意や配慮が必要です。

私がこれまで長年、患者さまを施術してきた中で、本当に様々な方々がおられましたが、パッと思いだせる方で、体格差やご年齢など、強い特徴があった方を少しあげてみます。

<さまざまな体格やご年齢の方へ柔軟な対応>

〇90代半ばでかなり痩せられた男性 

〇130センチほどの10才の小学生 

〇体重170キロの現役力士 

〇2メートル弱のオランダ人男性 

〇肋骨骨折中の方 

〇妊娠後期の妊婦さん など。

施術の進め方は当然変えますし、こういうときほど、多くの「引き出し」を必要とされます。

どんな方にも柔軟に対応して、かつしっかり満足していただき、結果を出すことです。

例えば、骨粗鬆症の進んだご高齢の方へのほぐし方を、力士の方にしても全く通用しませんよね。

力士の方へのほぐし方を、ご高齢の方に施せば、お体への負担が大きすぎてしまいます。施術家でなくても普通の感覚で分かります。

大柄の方と小柄の方では、お体の面積も違いますし、ひとつひとつの筋肉のサイズも違います。

<安全で安心な整体>

どんなタイプの方が来院されても、しっかりご満足いただけることが大切です。

それに「背骨のS字カーブ」「その時の体調や状態」「整体やマッサージの経験値」などを加味して、ほぐしの手法を決めます。

もちろん、施術を受けていただければ、感覚的にわかっていただけることも多いですが、

「この筋肉は押されると少し痛く感じると思いますが、ここがほぐれると、歩きやすくなりますよ」

「ここは少し弱い肋骨があるので、こうやってほぐすと負担がないですよ。押されている感じはどうですか?」

など、患者さまが不安に感じやすい部分はご説明も交えて行っております。

おかげ様で当院では、いまだ無事故です。

また、家族間でのご紹介も多く頂戴しています。大事な両親様やご兄弟やお子様をお連れするのは、信頼あってのことだと思います。ありがたい限りです。

私の母も高齢ですが、私が月1回実家に訪問し整体をしています。

それこそ、私ができないときに「どこかない?あの店はどう?」と聞かれれば、同業者だけにかなり “審査” を厳しくしてオススメしています。

もちろん日々勉強ですが、どんな場合でも冷静にしっかり対応してくれる、という安心感も感じて下さればと思います。