【この記事の目次】
1.痛い時、運動してもいいの?
2.整体と運動、相乗効果があるのが前提
3.ハッキリした痛みがある時は無理しない
4.どうしても運動したい場合は?
5.強い痛みが軽くなった場合は?
<痛い時、運動してもいいの?>
「先生、いまこういう運動しても大丈夫?」「運動やめておいた方がいいですか?」よくいただくご質問です。
もちろん、その方のその時の状況により異なります。
ご質問いただく方は、ほとんど痛みを抱えている方ですので、「運動の種類によってはOKですよ」 か 「どの運動もできればお休みしてくださいね」が回答となります。
<整体と運動、相乗効果があるのが前提>
ウォーキング、ジョギング、エアロビ、筋トレ、ヨガ、体操教室、テニス、ゴルフなど。いろいろと皆さん、楽しんで頑張っていらっしゃいます。
整体と運動は相乗効果がとても高く、ぜひオススメしたい組み合わせです。
普段、運動が習慣となっている方は、ルーティンを中断することに不安を感じる方もおられます。筋力が落ちてしまったり、老け込んでしまうのではないか、などの不安ですね。
<ハッキリした痛みがある時は無理しない>
運動は本来、心身ともにプラスになるのは周知の通りです。しかし、自分にプラスと思って頑張っていても、マイナスになることもあります。
それこそ、筋力アップしたり、ルーティンを守れたり、汗をかいてスッキリしたりしても、体を痛めてお休みが長くなってしまえば、本末転倒です。
「では、運動しても良い悪いのボーダーラインはどこ?」
明らかに炎症(発赤、発熱、腫れ、ひどい痛み)が起きていている場合は、絶対にお休みしてください。
慢性的な痛みだし、炎症反応はなさそうな場合でも、症状がハッキリある場合は、できればお休みした方がいいです。
例えば、ウォーキングしている時に腰や膝が痛む場合。ゴルフのショットの瞬間、肩が痛む場合。
普通は痛みがあれば、お休みされる方が多いですが、体育会系の方や、長く続けてきている方は無理してしまいがちですので、お気をつけください。
こういうとき、痛みを発している筋肉、疲労がかなり蓄積している筋肉というのは、血行がかなり悪く、強い緊張状態にあり、骨格の歪みも引き起こしている場合もあります。
筋肉を反復して強く収縮させるような「動」の運動は、痛みを前より悪化させてしまいます。
結果的に長期お休みせざるを得ない方を何人も拝見してきました。
自律神経の側面からも同じことが言えます。
痛みを抱えている方、抱えていた方は交感神経がかなり優位に立っています。
交感神経を強く刺激するような強い運動よりは、心身を鎮める運動が適しています。ヨガが比較的オススメできます。
<どうしても運動したい場合は?>
「やらないと気がすまない」「身体がウズウズする」
運動が大好きで、どうしてもという方もいらっしゃいます。そういう方は、運動しないことが精神的にとてもマイナスになるので、当院では条件付きにさせて頂いております。
<強い痛みが軽くなった場合は?>
例えば、当院の施術後。軽くなって気持ち的には、「これで明日も運動できるぞ!」と思う方もいらっしゃいます。
こういう痛みが一時的に消えている(治りかけ)場合や、何にもしていないけど、安静にしていたら強い痛みが引いた場合は、これも運動するのには適していません。理由はさっき述べたものと同じです。
これらの回答は全員に当てはまるものではありません。
どんな運動をされているか、ペース、強さなど考慮するポイントはいくつもあります。
その方にあった、その方がご納得できる妥協点を見つけて、また、元気にフル回転できるように心がけております。いつでもご相談ください。