【この記事の目次】
1.骨ですか?筋肉ですか?
2.コリはとても硬くなる
3.筋肉の骨化状態
4.トリガーポイントの放散痛になる
5.ほぐされて放散痛がでたら解決
<骨ですか?筋肉ですか?>
ほぐし整体をしていると、こんなご質問を受けることがあります。
「それって、骨ですか?筋肉ですか?」
「筋肉です」少なくともこれまでのご質問のお答えはすべて同じでした。
人間の体は簡単に説明すると、骨格の上に、筋肉(または靭帯や腱)、その上に皮膚があります。
もちろん、筋肉の層が薄いところは、軽く触れるだけで骨を認識できます(肩甲骨とか背骨)が、骨は一切ほぐしません。
そういうときは、「こちらが骨で、こちらが筋肉ですよ」と触れながらご説明しますと、「あーそっか」とご納得されます。
<コリはとても硬くなる>
肩こりや腰痛などで、ほぐしを受けられているとき、感覚としてあまりにも硬いところを押されていると、そう思われるようです。
でも、それだけ筋肉は、硬くなる性質を持っているということでもあります。
特に出来やすいのが、首~肩、肩甲骨の内側、腰ですが、全身は筋肉で包まれているので、基本どこにでも出来る可能性があります。
これは、トリガーポイントであることもよくあります。
トリガーポイントとは、緊張、ストレス、姿勢、低温環境、運動不足などの原因により血流が悪くなり、筋組織が損傷されできる硬いコブのような塊です。
普通のマッサージではなかなか届かない深層筋のものも多くあります。
<筋肉の骨化状態>
継続した筋肉への負荷と年数がかさむことで、筋肉のコリは骨のように硬くなります。
①コリの元が、さほどストレスを受けていない時は、まだ、ぶよぶよ状態、柔軟性もまだあるコブで、まだそんなコリや痛みも発していません。
②さらにストレスを受け続けてると、コリコリ状態、柔軟性のないコブに変わり、コリや痛みをはっきり意識し、無視できないようになります。トリガーポイントが活性化された状態です。
③さらに悪化すると、ゴリゴリ状態、骨みたいに硬いコブ、になります。これがいわゆる「筋肉の骨化状態」です。
本当に骨に変わるわけではなく骨のように錯覚するほど、融通の利かないコリへ成長してしまいます。
ぶよぶよ→コリコリ(ガチガチ)→ゴリゴリ。
少々説得力のない言葉ですが、一番分かりやすいかと思います。
<トリガーポイントの放散痛になる>
すると、トリガーポイントの性質から、そこのゴリゴリの辺りに、ズシンと苦しく重い痛みを感じるようになります。
また、その部分が痛いだけではなく「放散痛」といい、その部位から離れた部位に、痛みや神経痛のようなしびれを起こすこともよくあります。
当院でこのコリをほぐされている時、離れた部位に「ビビッ」「ツーン」「ズーン」と何とも言えない「イタ気持ちよく響く」感覚がよくあります。
それはまさしくトリガーポイント療法の最中なんです。このように、ほぐすことでズーンと響く例をあげてみます。
「肩こりの一部を押したら、腕にジワーっと痛みが広がる」「腰痛の方で、臀部(お尻)の一部を押すと、足の方にズーンと響く」
これは何を意味しているかと言うと、押した部分のコリが、現状またはもっと悪化すると、そこを押さなくても日常で、響いた先(この場合、腕や足)が痛くなってしまいますよ。ということです。
そんなときに、「腕が痛い」「足が痛い」といって、足をもんでもらっても、何にも楽にならないという意味でもあります。
<ほぐされて放散痛がでたら解決>
そういう場合、このトリガーポイント療法で、響かせることで、たちまち解決するのです。
なので、当院でトリガーポイントをほぐされて、ズーンと響いていたら
「あ、これで痛みが楽になるんだなー」と思われてください。
つまり、ゴリゴリ→コリコリ→ぶよぶよ→正常に、戻してあげるような施術が必要です。
悪化させないための日常生活習慣の改善も同時にできると、より正常に近づくスピードが早く、安定すると思います。
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