【この記事の目次】
１．初めての方もリピーターの方も
２．なぜ張っているところが分かるの？
３．あまり意識していない筋疲労を取りのぞく大切さ
＜初めての方もリピーターの方も＞
「どうして痛いところがすぐに分かるのですか？」
「何にも言ってないのに痛いところ全部当てられちゃうのですね」
施術中、こんなように感心して頂いたり、不思議がられたりすることが、とてもよくあります。
痛いところが分からないと仕事にならないので、施術家としては、当たり前のことなのです。
とはいえ、一般の方から見れば、話しても伝えてもいないのに、張っている筋肉を当てられることが「なんで」と思うのだそうです。
初診の方は初めてお体を拝見させていただきます。
老若男女、体格も背骨の形状、筋肉の量、お体の状態もバラバラですので、症状を改善する上でなるべくより多くの情報を得ようと意識して施術しています。
一方リピーターの方は、元々事前情報として、ある程度お体の状況が頭にしっかり入っておりますので、筋肉や骨格や関節の可動域などの変化がいち早くキャッチしやすくなります。
そしてそれが、施術内容に活かされています。
痛い所や悪いところが分かるか否かは、初診やリピートされているかなどの条件は全然関係ありません。
どんな方でも「お身体さえしっかり見せて頂ければ」ということなのです。
＜なぜ張っているところが分かるの？＞
なんだか、自信過剰？強気？な発言にも見えますが、全然そんなことではないのです。
筋肉は服の上からほぐします。その際、その下の皮膚も通り越し、筋肉の状態が透けてみえることが、施術者には必要なことなのです。
基本、正常な筋肉や骨格の状態が頭に入っています。
それと比較して、正常ではない箇所を探して、正常な状態に戻してあげるのが施術の基本スタイルです。
一つ一つの筋肉や関節レベルで見ることと、お体全体のバランスや動きで見ることと両方必要となります。
筋肉が張っているのが、見た目ですぐにわかる場合もありますし、触れて張りに気が付く場合もあります。
骨格の歪みも触れずにすぐに歪みに気づく場合もよくありますし、触れてみて初めてわかる歪みもあります。
いずれのケースも症状の有無とは関係ありません。
＜あまり意識していない筋疲労を取りのぞく大切さ＞
「この辺の肩こりがひどくて・・・」
「腰痛が最近悪化してきて、ちょうどこの部分が・・・」
とピンポイントで指して頂く方もおられますが、全身の細かい筋肉の張りやコリをすべて教えて頂けるわけではありませんよね。
ご自身が気が付いていない張りも多いので、そこは施術者がきちんと拾ってあげないといけないのです。
そして、自覚症状がない部分の隠れた筋肉の緊張やコリを見つけて、取り除いてあげること。
このことは、自律神経のバランスにも、隠れた疲労を早めに取りのぞくことにも、ものすごく大切なことです。
そこまで、患者さまの様々を理解してさしあげることで、より施術効果は高まるわけです。
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