【この記事の目次】
1、30年間楽にならなかった肩こり
2、首の可動域は50度
3、初めてほぐされる深層筋
4、施術後のご感想
5、首の可動域セルフチェック
<30年間楽にならなかった肩こり>
Mさま(40代女性/会社員)は、かなりひどい肩こり状態で来院されました。
肩こりが30年間一度も楽になったことがないとのこと。
10代後半からずっとで、肩こりがあるのが当たり前で付き合ってきたそうです。
楽になったことがないのに30年間も我慢できたのは、多少症状の波があったからだそうです。
ひどくなる時もあれば、比較的ましな時もあったけど、でも常に朝から晩まで肩に重さやコリを感じている状態でした。
その他、細かな症状は以下の通りです。
〇首を反らすと、首~肩~背中が痛い
〇緊張性頭痛がして、目がギラギラする頭痛がある(病院薬服用中)
〇腰痛もある
〇猫背がひどいと自覚している
〇寝る姿勢がどれも合わない
〇朝起きてから寝るまで、ずっと首や肩が痛い
<これまであまり変化が感じなかった>
美容整体、リラクゼーション系マッサージはよく行かれるそうですが、肩こりがひどくなってきて、いつもの店に行ってもあまり変わらなくなってきたそうです。
今まではなんとか誤魔化してきたけど、誤魔化しも効かなくなってきたため、さすがに「ちゃんとした整体で一度見てもらおう」と決めました。
市川市から近い都内にお住まいで、範囲も広げられて整体院をネットで色々調べた結果、当院の施術内容に共感くださり「良くなりそうな気がしたので」と期待されて来院されました。
<首の可動域は50度>
「首を反らすと背中まで痛みがある」
ということですので、施術前に見せていただきました。
本来、首を反らす動作(首の伸展)は50度です。うがいをするときに自分がどの程度かわかりますよね。
Mさまは20度ほどで強い痛みを感じるようでした。それもそのはず、顔をまっすぐ向けている状態(0度)でも痛いのですから。
しかも30年間楽になっていないわけです。
一度も楽になっていないということは、30年前のことまでは把握されていないと思いますが、一度もリセット(可動域50度)できていなかったのかもしれません。
これでは頸椎の椎間板にも常に負担がかかり、椎間板が消耗しやすくなり、頸椎ヘルニア予備軍になりかねません。
首の動きには、側屈(横に倒す)、回旋(左右に回す)、屈曲(下を向く)がありますが、どの動きにも首や肩の痛みや違和感を伴う状況でした。
整体やマッサージにせっかく行かれたのですが、おそらく深層筋に疲労をため込んでいたので、表層筋だけほぐれて、深部は硬いままずっと生活されていたと想像つきます。
<初めてほぐされる深層筋>
お話を伺い、可動域を見てすぐに原因がわかりましたので、ご説明して施術に入りました。
予想通りではあったのですが、首や肩の深層筋の張りが想像以上に強く、首の後ろ、側面、前側の筋肉(胸鎖乳突筋や斜角筋など)もガチガチでした。
首の側面あたりは軽く刺激するだけでも、かなり痛がられる状態でしたので、慎重にゆっくりと進めました。
しかし、正直言うと、最終的には深層筋の緊張まで取りのぞかないと、可動域は以前とたいして変化なく、また同じつらいままになってしまいます。
ここが一つの分岐点ですね。
当院ではこういう明らかな根本原因がある場合、しっかりご説明しご納得いただいた上で、少しずつ丁寧に筋肉を緩め血流を回復していきます。
通常、「全身ほぐし」が施術の基本ですが、初回だけは下半身はサラッと済ませ、首肩背中にかなり時間を割きました。
<施術後のご感想>
施術後、ベッドに腰をかけていただいたところ
「えー!すごいです!首反らしてもあまり痛くないです」
と感動し喜んでいただきました。
長年当たり前に付き合わざるを得なかった、首肩の付きまとう不快感から解放された喜びが、ご表情からとても伝わってきました。
お体の状態や症状の強さにより、段階的に改善していくことはとても大切です。特にMさまの場合は、長年の蓄積された筋疲労がありました。
一気に施術してしまった後の反動も考えて施術方針を立てないといけません。
2回目以降は、押されて痛かった部分、施術後反らして少し残っていた痛みの原因もほぐれ始めました。
Mさまも施術中、とてもリラックスされるようになりました。
2回目の施術後、「肩こりや首や肩の違和感がまったくない」という、何もない楽な感覚をご実感いただき、ほっとされていました。
人間が一番リラックスできる状態です。
どんどん施術内容もよりM様仕様にできることが増えるようになりました。
首を反らしての背中までの痛みは消えて、睡眠もよく取れて、体調がどんどん好転されていきました。
<首の可動域セルフチェック>
首の可動域が悪くなり、肩こりや頭痛が比例して悪化する方は、とても多いです。
正確にいうと、首や肩の筋肉が硬くなり、その影響を受けて頚椎の可動域が悪くなる人がほとんどです。
そういう方は、どういう動きがあまり動かないのか、どういう動きで痛みや違和感を伴うのか、などを分析することで、より早く確実に改善していきます。
首(頸椎)の可動域は、前に倒す(60度)、後ろに倒す(50度)、左右に回す(60度)、左右に倒す(50度)です。
ぜひチェックしてみてください。
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