【この記事の目次】

1.手首の痛みが出やすい職業

2.腱鞘炎ではないケースも多い

3.腱鞘炎をちゃんと知る

4.手首を動かす筋肉の疲労が原因

5.手首の炎症の有無をチェック

6.自宅セルフマッサージ法

手首や腕の痛みは腱鞘炎ではない?

<手首の痛みが出やすい職業>

手首の甲側や、そこから肘にかけての痛みや疲労感を訴える方がたまにおられます。

・デスクワークでのキーボードやマウスの作業が多い

・連日のスーパーのレジ打ちがお仕事

・ピアノやエレクトーンの先生

・コック、料理人 など。

そのまま我慢して続けると、腱鞘炎になる場合もあるので、早めに対処が必要です。

という言い方をしますと、こういう手首の痛みは腱鞘炎ではないこともあるの?

という疑問もわいてきます。

<腱鞘炎ではないケースも多い>

実は「手首が痛い=腱鞘炎」というのが、よくある間違いなのです。

当然、一般の方々は、お体の知識が少ないので、周囲の方の意見やなんとなくのイメージや先入観で、原因を予想されます。

「手首や腕の辺りが痛い=腱鞘炎」と判断してしまいがちなのです。

ところが全然、そうではありません。

<腱鞘炎をちゃんと知る>

腱鞘炎というのは、腱の鞘(さや)が炎症を起こしているという意味です。

昔、武士が刀を使う際、鞘から出し入れしましたが、ここで言う、「刀は腱」「鞘は腱を包む鞘」です。

「刀」の出し入れを頻繁にすると、その「鞘」が痛んで発熱したり、腫れたりするのが、腱鞘炎です。

ズキズキや熱感がなければ、まだ「炎症」状態ではありません。

とはいえ、手首の痛みはすごく強くでることもあります。

その症状は色々なケースがあります。

・ずっと手首をフラットにしている状態でジワーッと痛みやだるさがあるパターン

・手をついて立ち上がる時などに強い痛みが起きるケース

・肘から指先まで鈍痛が広がっているケース

<手首を動かす筋肉の疲労が原因>

こういう痛みの多くは、手首を甲側に曲げる(背屈運動)状態で、作業を続けたために背屈運動などにかかわる、腕橈骨筋(わんとうこつきん)などが疲労し、 血行が悪化している状態です。

つまり、手首を動かす筋肉、手首を背屈させキープするときの筋肉が凝って痛くなっているだけです。

ほとんどの方がこれに当てはまります。

「私、腱鞘炎になったみたいです」

「手首が痛いです」

と手首を痛そうに動かして見せていただきます。

しかし、腕橈骨筋(わんとうこつきん)など関連する筋肉を丁寧にほぐすことで、ほどんどの方がその場で効果が表れます。

施術後、痛みがなくなり、手首を動かすのが楽になり、軽く動かせるようになります。

もちろん、腕の他の筋肉が原因になっている場合もあります。

「きっと腱鞘炎かな?一応、湿布でも貼っておくか」というのは、炎症が起きていない場合は、なるべく控えた方がいいのです。

それでも変わらない場合は、間違いありません。

<手首の炎症の有無をチェック>

湿布は消炎鎮痛剤です。「消炎」とは、炎症を抑えるためのものです。

炎症は白血球が集まり、血流が過剰になっている状態。

手首の甲が動かさなくてもジンジン痛い、熱感、腫れがある場合は冷やすのもありです。

そういう現象がなかったり、肘にかけての前腕のどこかが痛い場合は、筋肉のコリや張りが原因のことがほどんどです。

原因は血行不良ですから、対処法としては真逆なのです。ぎっくり腰や寝違いでもこのケースが当てはまることが多いです。

気分的に楽になるから1回貼ってみよう!

くらいならいいですが、ズキズキ、熱感もないのに、何度も貼るのはなるべく避けた方がいいと思います。

<自宅セルフマッサージ法>

それよりは、お風呂の中で肘から手首までを、反対の手でほぐして血流を回復させてあげる方がいいのです。

コツは、痛い側の手首を甲側にすこし曲げた状態や、力を抜いている状態で、 反対の指で張りの強いところを優しくググッと押してみましょう。

少し楽になってきたら、痛い側の手首を少し動かしながらやるとより効果的です。

5分以上はやらないようにしてください。

当院ではこれをもっと専門的に細かく、肩から上腕、前腕、手とほぐして楽にしていきます。

なかなか良くならない手首や腕の痛みはぜひ一度ご相談ください。

 

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