【この記事の目次】
1.肩の痛みが悪化し、腕が挙がらない
2.四十肩、五十肩を改善する大事な3つのポイント
3.他院で悪化した原因を分析することも大切
4.施術後の五十肩の状態
<肩の痛みが悪化し、腕が挙がらない>
初めて来院されたAさま(60代男性)は、体操やダンスのインストラクターをされています。
1か月ほど前、肩周りのストレッチをしていたら捻ったか 何かで肩を痛めてしまいました。
とある接骨院に2回行かれたのですが、痛い所をひたすらグリグリされて、余計挙がらなくなってしまったそうです。
また腕にしびれが出るようになり、なんとかして欲しいとのことでした。
<四十肩、五十肩を改善する大事な3つのポイント>
①肩の可動域を調べ原因を知ること
肩だけでなくどこの痛みも同じなのですが、どのような動きの時にどこが痛いのか、逆にどの動きが可能なのかなどをしっかり分析することが大切です。
肩は(屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋)の6つの動きがあり、これらを複合して動かしています。
例えば野球の右投げのピッチャーが振りかぶるときは(外転伸展外旋)の3つの動きが合わさったものです。
「肩が挙がらなくて痛い」場合でも、色々あります。
Aさまの場合、外転(真横に挙げる)屈曲(前に挙げる)外旋(外側にねじる)、この3つの動きに痛みを感じ、可動域がかなり悪くなっていました。
②肩の可動に必要な筋肉に正確にほぐすこと
施術はそれぞれの動きを担う筋肉のトリガーポイント(痛みを引き起こすコリ)に正確にアプローチをしていくことが大切です。
③肩に施術を集中しすぎないこと
患部をひたすらほぐせばいいものではありません。
ある程度の効果がつかめたところで、深追いしないことがスムーズに改善するコツです。
<他院で悪化した原因を分析することも大切>
他院で痛くなってしまった要因を知ることも改善のヒントになります。
あくまでもAさまから伺った話から想定したものになりますが、原因は2つ考えられます。
☓単純に痛いところを長時間もんでしまったこと
☓可動域を考えずに施術してしまったこと
〇筋肉の悪い部分(トリガーポイント)を正確にほぐす技術力
〇どの可動域が悪いのか理論的に見極める見立て力
〇患部にかける時間を見極める経験力、が大切です。
<施術後の五十肩の状態>
1回目の施術後、耳にぴったりくっつくほどは無理でしたが、だいぶ上まで挙がるようになりました。
大変喜んで頂くことができました。
次回は1回目後の変化を伺いつつ、できるだけ早く痛みなく自由に挙げられるよう頑張りたいと思います。
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